MacBookとMacBook Proの関係に変化起こるのか…微妙ながらも興味深い話し
現在ノート型MacにはエントリーモデルのMacBook、上位モデルのMacBook Pro、そして軽量薄型のMacBook Airの3タイプがありますが、MacRumorsによるとこれらのうちMacBookとMacBook Proについてリブランド、つまり商品構成の変更があるのではないかという予想をDaring FireballのJohn Graberが記していると伝えています。
つまり現行MacBook Proとほぼ同じ外観を採用しているアルミ削り出し筐体 (Unibody) の現行MacBookを"Pro"ブランドに格上げしてイメージを統一し、下位にあたるMacBookの席には現行のUnibody MacBookと併売されているMacBook Whiteに与える、ということのようです。
過去のMacを振り返ってみると、ブランドが異なる上下関係にある製品において外観が瓜二つというものはありませんでした(例:PowerBook vs. iBook) 。これは現在のiPodファミリーでも同様で、iPod nanoは決してiPod classicを小さくしただけのものではありません。そう考えると、むしろ現在のMacBookとMacBook Proの並びはいかにも不自然。外観上の違いが殆ど無いので上位モデルを所有しているという優越感もいまいち味わえずにいるのではないか、とすら思えますからリブランドは各モデルブランドを明確に分つという意味では有効かもしれません。
その一方で、このやり方では"MacBook"のデザインが後戻りする事になってしまうので (MacBook Whiteは現行MacBook -アルミ- 以前の意匠) 、ブランドイメージの確立以上に負のイメージが強くなってしまう恐れがあります。
では、いっその事、こういうのはどうでしょう。
MacBookの席にはタブレット型Macが新たに就く
これを世に言う『ネットブック』的な位置づけの製品にするかは分かりません (現時点ではAppleもネットブックに該当する製品のリリース予定はないとしていますし) が、MacBook ProにはMacBook Proとしての役割、MacBookにはMacBookとしての役割を与えるとするならば単に見た目の違いでリブランドするよりも、明確に用途の違うモデルを立ててリブランドした方が遥かに意義は大きいしインパクトも絶大なものになると思いませんか?
MacBookの血統に座るんだったら価格も控えめに、そうだなぁ…、70,000円〜80,000円くらいでどうでしょうか?いや、iPod touch二台分より少し高めの98,000円当たりでも需要があるかな?
それでも一つだけ心配が…。それはMacBook Airの去就^^;
なんだか今度のWWDCでは久しぶりに「One more thing...」がありそうな気がしてきたな…、Jobs CEOは居ないけど(One moreでJobsが出てきたら面白いですけどね)。
【ネタもと】
MacRumors|32GB 600Mhz Video-Capable Next Gen iPhone? MacBook Pro Rebranding?