MacBookとiPhone/iPod touchの隙間を埋める製品、それが『iPad』
詳細な情報は本家Appleで公開されている製品紹介ページをご覧頂ければと思いますが、とりあえず大雑把な概要だけを抜粋しておきました。
まずはiPad外観。左がWi-Fiモデルで右が3G対応モデルです。本体形状などは全く同じですが、ボディトップ (特に背面側) に顕著な違いが見られます。素材は MacBook Pro や iMacなどですっかりお馴染みのアルミ素材によるUnibodyとなっているようです。
iPadのサイズは縦が約24.3cm、横が約19cm、厚さは約1.4cmとなっているのでB5版のポケットファイルとほぼ同じ。重量は約680g (Wi-Fiモデル) でiPod touch (2009) の115gと比べると約4倍。少々重たいような気もしますがiPod touchのの単位体積当たりの重さは約1.99gであるのに対しiPadは約1.1gでおよそ半分ですから特段重たい、というものでもなさそうです。ちなみにMacBook Air (Mid 2009) の単位重量は約0.95g/cm^3です。
CPUはMac系ともiPhone系とも異なる新しいもので、iPadにはAppleカスタムの"Apple A4"の1GHzが搭載されており、バッテリー持続時間は10時間とされています。
かねてから噂のあったカメラについては前面/背面ともに用意されていないためiPad本体での撮影はできませんが、マイクロフォンは内蔵されているので iPhone などと同じく音声のレコーディングは可能のようです。
また、SDカードスロットが備わるという噂もありましたが、これも無し。その代わり(ということではないと思いますが)別売りのiPad Card Connection Kitを介して写真などのデータが取り込めるようになっています。
iPadのモデルラインアップは記憶容量別に3タイプ (16GB, 32GB, 64GB) となっており、それぞれにWi-Fiモデルと3G対応モデルが用意されているので全体では6モデル存在することになります。
価格は16GBモデルから順に$499, $599, $699となっており、3G対応モデルの場合はそれぞれ$130増しになります。日本での発売は未定 (あるとしても6月以降) ですが、仮に販売されるとしたら16GB Wi-Fiモデルは50,000円を切る価格設定になるかも…?
この他の細かいスペックならびに製品の詳細ついては米Appleの紹介ページをご覧下さい。なお、日本語版のページはまだ用意されていません (発売が決定されてから、になるものと思われます)。 日本語版が公開されました(→ iPad)。
[追記]MACお宝鑑定団blogによると、3G版のSIMカードは「micro-SIM」という独特のものを使用するそうです。米AT&Tは同カードの提供をするようですが、それ以外の各国キャリアがこのカードを提供しない限りは各国での3G版使用は困難になると思われます。SoftBank以外がmicro-SIMに対応すると…ややこしくなるな^^;