母が毎日、朝と夜に血圧を記録しているのですが、これに使っているのが病院や薬局で無料でいただける記録表。
ここに記録していくのは:
- 収縮時血圧と拡張時血圧、脈拍を朝晩2回ずつと、各々の平均値
- 朝晩の体温
の "数値" だけで良いのですが、病院等でいただける記録表のほとんどに(母にとっては)必要のない折れ線グラフの記入欄があるので微妙に使い勝手が悪い。
そこで、はたと思い立ってオリジナルの記録表を製本できやしないかと検索してみたら以下のサービスが見つかったので注文してみました。
どうせなら準備コスト "ゼロ" で
たかが血圧記録表を試しで製本するだけに安くないコストをかけるのは正直いって避けたかったので色々調べてみたところ:
- Pages.app(Apple、無料)
- プレビュー.app(Apple、macOS標準アプリ)
2023/02/07 追記:macOS Ventura以降はプレビュー.appは使いません(後述)
これさえあれば0円で原稿を作れそうだったので早速実行してみることに。
参考:Pages.appの作業内容
今回作るのは見開きでA5版(A6サイズ)のもので、記録用のページを12ページと、表裏の表紙用に1ページずつの合計14ページの原稿です。
なので、PagesのファイルはA6版の14ページ構成で:
納得のいく仕上がりになったら、ここからPDF原稿の作成に移ります。
PDF原稿作成手順(macOS 13 Ventura以降)
2023/02/07 追記:macOS Venturaではプレビュー.appでPostScriptファイルを開くことができない仕様に変更されたため以下の手順だけで原稿を作ります。
macOS Ventura以降をお使いの場合は:
- "Pages.app" の "ファイル" メニューから "プリント…" を選ぶ
- プリントダイアログの下段中央にある[PDF ∨]のプルダウンから "PDFとして保存…" を選択してデスクトップなどに保存
という手順で進めて入稿の手順に進んでください。
次項で紹介しているmacOS Monterey以前の手順のようにPostScriptファイルを使用してはいませんが、上記手順で直接PDF化したものを入稿しても問題なさそうです(試験発注済み、製品未着:本エントリー追記時点)
PDF原稿作成手順(macOS 12 Monterey以前)
Pages.appのプリント機能からPDF出力しちゃえば……と思われた方もいると思いますが、どうやらこのやり方では製本に必要なPDFファイルにはならないみたいです。
製本に必要なPDFファイルを出力するときは以下の手順を踏んでいきます:
まずPages.app
- "Pages.app" の "ファイル" メニューから "プリント…" を選ぶ
- プリントダイアログの下段中央にある[PDF ∨]のプルダウンから "PostScriptとして保存" を選択し、デスクトップなどに保存
次にプレビュー.app
- PostScriptとして書き出したファイルを "プレビュー.app" で開く
- "プレビュー.app" の "ファイル" メニューから "保存…" を選ぶ
- 保存ダイアログで "Quartzフィルタ" が[なし]になっているのを確認してPDF形式で保存
本格的な出版にまで耐えうるPDFファイルが出来るのかまでは、あいにく何の知識もないので検証できませんが、ある程度のレベルまでだったらこれで行けるみたいです。
届きました
というわけで、上記行程を経て出力したPDFファイルを入稿して届いた記録表がこちら。
会員登録後、入稿画面で前述のPDFを送信し、必要な設定(注文内容)を入力して行き決済すれば注文は完了、全てWebページ上で行えます。
参考までに、8月22日入稿で手元に届いたのが本日9月2日でした(週末を挟んでいるので8営業日くらい?)
もしこの血圧記録表をお使いになりたい方がいらっしゃいましたら、下記リンクからご購入いただけますのでどうぞご利用ください。