メール、Safari、Twitterといった具合に複数のアプリケーションを使用しているとき、何らかの理由で前面で使用していないアプリ(背後のアプリ)を終了させたい場合があると思います。
例えば今はSafariのウインドウを開いてウェブページを見ている最中だけど、用がないからメールは終了させちゃっても良いかな、みたいな。
こんな時に重宝するのが今回紹介する方法ですが、別に新しいものでもなんでもなく随分前から普通に備わっている機能なんだけど意外と知ってる人少ないのよ、ってやつ。
command+tabは知ってる?
command[⌘]キーを押しながらTAB[→|]キーを叩くとアプリケーション切り替えの表示が画面の中央に表示されます。
ここには現在起動中のアプリケーションが表示されます。ちなみに左端が現在前面で使用している(アクティブな)アプリケーションで、それ以外が背後の(インアクティブな)アプリケーション。
例えばこの画面はプレビュー.appを使用している時にcommand+tabを叩いたもので、そのままcommandキーは押しっぱなしの状態で "tabを4回叩いてからキーを離す" とメール.appがアクティブになる、という仕掛け。
と、ここまでならそれなりに知られているのですが……
command+Qを併用する
先ほど書いた通り、この表示の状態だと "tabを4回叩いてからキーを離す" とメール.appに切り替わるのですが、最後を "キーを離す" ではなく "(commandは押しっぱなしのままで)[Q]を叩く" にするとアプリの終了が可能です。
つまり順序立てて書くと:
- commandを押しながらtabを叩く:プレビュー.appが選択された状態
- commandを押したままtabを叩く①:Firefox.appが選択された状態
- commandを押したままtabを叩く②:Safari.appが選択された状態
- commandを押したままtabを叩く③:Finderが選択された状態
- commandを押したままtabを叩く④:Mail.appが選択された状態
- commandを押したまま[Q]を叩く:Mail.appが終了する
タブを何回も叩くのが面倒な時は:
- commandを押しながらtabを叩く:プレビュー.appが選択された状態
- commandを押しっぱなしのまま、マウスポインタをMail.appのアイコンに合わせ‥
- commandを押したまま[Q]を叩く
でもOKなので状況に応じて手間の掛からないやり方を選ぶと良いですよ。
ウインドウを全画面で展開している時とか、複数のデスクトップ空間を使っている時とか、いろんなアプリのウインドウが画面を埋め尽くしている時など、色々と活躍できる場面があると思うので知らなかった人は試してみて。
ただ、左手がキーボードのホームポジションを取っていないような場合はマウスを操作してDockのアプリケーションアイコンを右クリックで表示されるメニューから終了を選んだ方が楽かもしれません。