Mail.appでメールを書いている最中に、非アクティブ(インアクティブ、背面)に回っているSafariを終了させたい、という時に知っておくと便利な方法があります。
意外と知らない人が多い方法だと思うので覚えておくと自慢できるかも?笑
一般的な操作方法
本題に入る前に、おそらく大抵の人がやるであろう操作手順はこうでしょう:
- Safariをアクティブにする(前面に切り替える)
- Safariメニューから "Safariを終了" を選ぶ or commandを押しながらQ
- Mail.appに戻る
こうやって書くと手数が少なく見えますが、Mail.appを操作中……つまりメールを書いている最中という前提でもっと詳細な手順の一例を書くと:
- メールを書いているキーボードから手を離しマウスに持ち替える
- Dockまでマウスを移動させる
- Safariのアイコンをクリックする
- Safariメニューをクリックする
- Safariを終了を選んでクリックする
- Dockまでマウスを移動させる
- Mail.appアイコンをクリックして作業に戻る
どうですか?
結構ちょこまかと細かい手順を踏んでいてあまりスマートじゃないですよね。
アプリケーションウインドウをクリックしてアプリケーションの切り替えをすることもできますが、手数に大差はありません。
3個のキーを叩くだけで終わらせる方法
使うのは[command]キーと[tab]キー、そして[Q]キーの3つだけで、手順は以下のようになります:
- commandキーを押しながらtabキーを1回叩く(下図のような画面が出る)
- commandキーを押したまま、tabキーを数回叩いて終了させたいアプリを選ぶ
- commandキーを押したまま、Qキーを叩く
これだけです。
(1)でcommandを押しながらtabを叩くと上図で言えばMail.appが選択された状態で表示されるので手順(2)を飛ばしてすぐに手順(3)を実行すれば2回の操作だけでアプリケーションをアクティブにすることなく終了させることができます。
同様に、上図でSafariを終了させるなら……
- command+tab
- commandを押したまま、tabを2回(1回目でChrome、2回目でSafari)
- commandを押したままQ
と操作すれば良い、ということになります。
(´-`).。oO(プレビュー.appから数えて3つ隣にSafariがあるので、tabキーも計3回叩いていることになるよ)
ちなみに、Vivaldi(右端)を終了させるならtabを計5回叩くことになりますが……
- commandとshiftを押しながらtab
- commandは押したまま、shiftから指を離してからQを叩く
と操作する方が若干近道です。
(´-`).。oO(shiftキーを押している間は選択が逆回りになるよ)
command+tabは "アプリケーションスイッチャー" と呼ばれ、その名の通りアプリケーションの切り替えを簡単に行うための機能ですが、単に切り替えを行うためだけのインターフェイスではなくアプリケーションを終了させる機能も含まれているというのは案外知られていないことだと思います。
メモリの搭載量が少ないMacでは時としてメモリの空きを確保するためにバックグランドアプリを終了させたい場合があると思うので、この方法を覚えていた方が(ちょっとだけですが)手間が省けて便利です。