りんごが好きなのでぃす

Macを中心に、たま〜にiPhoneやiPadなどの話題も届けていたら今年で26年目を迎えてました

超老舗ソフト『DragThing』ついに開発終了へ

 

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macOSの前のOS X、の前のMac OS X、の前のMac OS時代の1995年5月に産声をあげたランチャーアプリの先駆けと言える『DragThing』ですが、ついにその約四半世紀にわたった歴史に幕を降ろすことになりました。

DragThing is written using the 32-bit Carbon APIs that Apple have announced they will remove in the next major update of macOS after 10.14 Mojave, most likely in September 2019.

 

64-bit support would require completely rewriting DragThing from the ground up, a process which would take us six months to a year to complete, with no guarantees we could re-implement all the existing functionality.

 

Unfortunately, we do not believe there is enough of a market out there for a new version, such that it would be financially viable for us to do so. Almost all of our income over the last ten years has come from PCalc, and time spent on a new version of DragThing would be time we couldn't spend on improving PCalc.

 

While we have not yet made a final decision, we do not feel comfortable selling an app with an uncertain future, so DragThing is no longer for sale. It should continue to function on 10.14 Mojave for now.

簡単に言うと、労力と資金を投入して64-bit対応アプリとして作り直したとしても回収できる見込みが極めて低いと判断したことによる開発終了とのこと。

macOS 10.15からは64-bit対応のアプリケーションしか動作しなくなるとされているため、DragThingが動作するOSは現行のmacOS 10.14.xが最後となります。

アプリケーションの配布そのものが終了してしまうのがいつになるのかは不明ですが、少なくとも向こう1年はダウンロードできる状態は保たれると思うので、愛用している方はアップデートも含めてマメにチェックしておくことをお勧めします。

www.dragthing.com

DragThingとは

1995年5月にMac OS用にリリースされたランチャーソフト。

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当時は逐一フォルダ階層を追って必要なファイルを開くという手順が当たり前でしたが、DragThingの登場により最低1クリックのみで必要なファイルを開けるようになりました。

この画期的な環境のおかげでアプリケーションの起動も、ファイル管理も劇的に操作性が向上したため非常に多くのユーザに利用され現在に至っています。

しかし悲運が……

DragThingを知らない人にこれがどういうソフトなのかを説明しようとすると……

 

( 」・Д・)」 (デスクトップ上に、アプリケーションやファイル、フォルダなどを登録しておけるスペースがあって、普段は画面の外に隠れてて必要な時にせり上がってくるから画面の邪魔にならないし、ワンクリックでアプリの起動とかできるからすっごい便利だったんだよ!)

 

となりますが、それよりかたったひと言……

 

( 」・Д・)」 macOSのDockみたいなやつ

 

と言っちゃう方が多分通じるんじゃないかな(^-^;

 

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macOS(当時はMac OS X)の初期ベータが登場したのは2000年の9月、これに対してDragThingが登場したのは1995年の5月……

 

何をか言わんや……(´・ω・`)

 

Mac OS Xの安定性が落ち着いたのはMac OS X 10.2 JaguarかMac OS X 10.3 Pantherの頃だったかと思いますが、その頃から(2002年〜2003年頃)からMac OSからMac OS Xへ環境を切り替える人が一気に増え始めて……

それでもまだDragThingには一日の長がありましたが、OS周りで諸々のハンドリングがどんどん改善されていくもんだから、徐々にDragThingへの依存度も下がり……

まあ、そんな感じ(歴史)でしたかね。

実際私自身もDragThingに依存していて、Dockがあろうとも頑なにDragThingは手放さないようにしていたのですが、Mac OS X 10.6 Snow Leopardあたりから遂に使わなくなってしまいました。

そう、無くても困らなくなっちゃったんですよね(_ _ ;

もうちょっと、ユーザが求めているものに真摯に耳を傾けてくれるとどこかで新しい活路を見いだすことが出来たかもしれませんが、頑固だったのはDragThingの欠点でもあり長所でもあったところなので難しい〜。

稀有な存在に拍手

Mac OS>Mac OS X>OS X>macOSと、4代のMac OS(厳密には2代か?)に渡って開発&提供が続けられて来たアプリケーションはそれほど多くはありません。

ましてやAppleやAdobeなどの大手以外となると数える程しか無いかもしれません。

DragThingはそんな『稀』なソフトのひとつで、逆を言えばいかに支持者が多かったかということを表しているとも言えるでしょう。

それほどの有名アプリケーションが消えるというのは非常に寂しいことですが、激しい生き残り合戦の中を四半世紀もの間活躍して来たことには拍手喝采を贈ってあげたい、そういう気持ちにもなりますね。

ありがとう、そしてお疲れ様でした!

 

( 」°Д°)」 Thank You DragThing!! 

 

(まだ配布されているけどネ)