先週お届けした前編に続き、なんとなく思い出してみた "Mac OS" 時代に使用していた戦友(定番)アプリ達を書いていきますネ。
先回に引き続き今回も「お〜」と懐かしむものが出てくるでしょうか?( ̄▽ ̄)
エディタ(画像、テキスト)
ClarisWorks, AppleWorks
後にAppleWorks、そして現在のPagesへと繋がったテキストエディタ。
日本語という、世界からみたら特殊な言語環境で使うには十分とは言えない仕様でしたが、十分ではないがゆえに工夫してなんとかするという変態ちっくな楽しみ方もあったのは良い思い出。
当時よりはPagesはかなり優れたエディタになりましたが、日本語環境への対応は遅々として進まないあたりはもう諦めの境地と言えるかもしれませんね(涙)
- ClarisWorks:クラリスワークス
- AppleWorks:アップルワークス
GraphicConverter
Mac OSで画像を扱う上で圧倒的シェアを誇っていたのがこのGraphicConverter。
何と言っても対応画像形式の多さが最大の魅力で、当時のMac OSで主流だったPICT形式はもちろんJPEGやGIFは扱えたし、Windowsで主流のBMPすら開けてしまうなど実に柔軟でした。
他にも画像形式の変換、複数ファイルの一括処理(バッチ処理)、画像の編集加工、画像ビューワなどこれ一本持ってれば画像関係はなんとかなったという、今風に言えば『神ソフト』でMacユーザ必携の一本だったと言えるでしょう。
- GraphicConverter:グラフィックコンバータ
未だに健在ですが安くてより高機能なソフトが出てきたり、画像加工程度ならOS標準のプレビュー.appで事足りるようになってしまったためか、当時ほどの人気は無くなってしまいました。
* image from Using GraphicConverter
Jedit, Jedit X
(画像はMac OS X用のJedit 4)
画像系の神ソフトがGraphicConverterなら、テキスト系の神ソフトがこのJedit。
GraphicConverter同様、Jeditも対応しているテキストファイル(文字コード)が非常に多かったため、Windowsから送られてきたメールやテキストが文字化けして読めない時などの救世主として大いに活躍してくれました。
また、テキストエディタ本来の機能も非常に優れていたので、HTMLやJavaScript、CSSなど "ホームページ" を自作していた者にとっても強い見方でした。
(´-`).。oO(JCheckerをインストールするとHTML構文チェックなども出来たよ)
- Jedit:ジェイエディット
- Jedit X:ジェイエディット テン
こちらも未だに健在で、現在はJedit Xの後継にあたるJedit Ωを開発中とのこと。
* image from http://www.artman21.com/old_product/Jedit4/OME.html
マルチメディア
RealPlayer
この当時、ネットで視聴できた(ストリーミングではなく、ダウンロードしてから再生するのが普通の時代)のはほとんどがWindows Media Video(WMV)かRealPlayer(rm)形式で、しかもMac OSで動作するWindows Media Playerはしばらく無かったので動画視聴にRealPlayerは半ば必須のアイテムでした。
とはいえ、RealPlayerのサービス自体が何から何まで中途半端だったので、言ってしまえば圧縮/解凍ソフトのように「必要な時以外使わない」という、戦友というよりは残念なソフトの部類に入るかもしれません(^^;
- RealPlayer:リアルプレイヤー
ユーティリティ
Norton Disk Doctor/ Norton Utilities
日々爆弾マークに怯えながらMacを触っていたそのころのMacユーザにとって、何にも代えがたい必携アプリがNorton Disk Doctor(俗称 ノートン先生)
もちろんこれ一本で万事解決するわけではありませんが、大抵の不具合はこの先生が解消してくれるので一体何回先生に命を救われたか分かりません(笑)
それほどまでに絶大な信頼を得ていたノートン先生でしたが、Mac OS Xの時代に入ってからは誤診を連発するわ、システムを破壊するわでもう散々……。
かつてMacユーザから全幅の信頼が置かれていた先生でしたが、この頃から疫病神のごとく毛嫌いされるように……、最近はどうなんでしょう。
- Norton Disk Doctor:ノートン ディスク ドクター
- Norton Utilities:ノートン ユーティリティ
* image from http://www.atpm.com/3.11/page11.shtml
その他
DragThing
ランチャソフトの先駆け的存在がこのDragThing。
Mac OSにはもともとエイリアス文化があったのでアプリケーションを起動する手間はあまり無い方でしたが、DragThingの登場により多くても2回のクリックでアプリケーションやファイルなどを開けるようになり、利便性が抜群に向上しました。
不必要な時は画面の外に隠しておける発想も画期的でしたが、Mac OS Xに "Dock" というパク……いや、その……つまりそういうわけで利用者は減っちゃいましたね。
こちらも未だに健在ですが、さすがに更新ペースはかなり落ちました。
- DragThing:ドラッグシング
* image from http://www.hyperteika.com/basilisk/etc.html
Kaleidoscope
Mac OS用の着せ替えソフトKaleidoscope。
ウインドウからメニューバーまで、配布されている様々なテーマ(カラースキーム)から好みのデザインを適用することができました。
例えばこんな感じ。
正直センスに関しては千差万別ながらも秀逸なものはあまり多くなかったものの、ちょっとした気分転換などで随分と楽しませてもらいました。
- Kaleidoscope:カレイドスコープ
ただ、気分転換にはなるもののどれだけ気に入ったテーマを着せても数日程度で飽きちゃう場合がほとんどでした(人にもよるでしょうけど)
そのおかげでなかなか飽きのこないOS標準のテーマがいかに良く出来ているかを再認識するいいきっかけになったソフトでもあります。
当時割と人気があったソフトなんだけど、どこかに買収されてから飼い殺しみたいな扱いになっちゃったような……違ったかな(^^;
Fetch
いわゆるFTPクライアントソフトです。
自分のホームページ(まだブログサービスなどが誕生する前)をウェブ上に公開するにあたり、テキストエディタなどで書き上げたHTMLファイルをアップロードする際に使用していました。
いくつか選択肢がある中で、使い勝手の良さと可愛いアイコンで支持者が多かったように思います。
日本語サポートがしっかりあったのも人気があった一因かな?
- Fetch:フェッチ
NoMeMo Busters
最後に登場するのはNoMeMo Busters。
海外製のソフトウェアをMac(漢字Talkなど)の日本語環境で使用する場合にファイル名などの一部が日本語半角カタカナの "ノメモ" に置換表示されてしまうことを防ぐ機能拡張書類(コントロールパネル)。
例えばもともとは『"Logic Audio Silver"』なのに『メLogic Audio Silverモ』のように表示されてしまう、とかそんな感じ。
化けられたところで実用上の支障はあまりなかったような気がしますが、とにかく「みっともない」ので見た目重視のMacユーザは愛用していました。
- NoMeMo Busters:ノメモ バスターズ
さいごに
いかがでしたか?
他にもまだあったと思うしいくつか候補は残っているのですが無用に長くなってしまうと思うので今回はこれにて終了〜。
古い記憶を頼りに書いてきたので記憶違いだったり、誤った記載があったかもしれません……もし見かけたらご容赦ください(^^;
続きをまた書く時がいつか来る……かな?