2018年9月28日、AppleはMainStage 3.4をリリースしました。
このアップデートによる主な変更点は長いので以下に折り込みます。
アップデートのやり方がわからない方は以下のAppleサポート文書をご覧ください。OS X 10.10 Yosemite以下の環境ではアップデート適用前後にアクセス権の修復を行うことをお勧めします。
一般
- チャンネルストリップのMIDI入力インスペクタで、任意のMIDI CCデータのフィルタ処理、トランスフォーム、またはパススルーができます
- チャンネルストリップの下部にテキストノートを追加できます
- メトロノームが完全に設定可能になり、小節、グループ、拍、ディビジョンを個別に設定できます
- このアップデートには、安定性とパフォーマンスの改善点も多数含まれます
サウンドライブラリ
- サウンドライブラリの場所を外部ストレージデバイスに変更できます
- Drum Kit Designer用の2つのビンテージブラシキット
- さまざまな楽器とジャンルの800を超える新しいループ
- 150のシネマティックなプリセットが追加されたAlchemy用の新しいVisionsライブラ
プラグイン
- ChromaVerbは、豊かなアコースティック空間を作り出すためのカラフルでインタラクティブなインターフェイスを備えた、洗練された新しいアルゴリズミックリバーブです
- Space Designerはデザインが刷新され、Retinaに対応したスケーラブルなインターフェイスになりました
- Step FXは、3つのパワフルなステップシーケンサーとX/Yパッドを使って、リズミカルなマルチエフェクト処理を追加します
- Phat FXは、サウンドに温かさとパンチを加える9個のエフェクトを使って、トラックを豊かで力強いものにします
- ビンテージEQコレクションは、1950年代から1970年代のビンテージアナログEQを正確に再現する3つのモデルを提供します
- Studio StringsおよびStudio Hornsは、独自のアーティキュレーションコントロール付きの、精緻にサンプリングされた臨場感溢れるアンサンブル音源です
- メロトロンをスタンドアロン音源プラグインとして利用できるようになりました
- Retro Synthが18個の異なるフィルタモデルを提供するようになりました
- Arpeggiatorプラグインの個々のステップ長を調整できます
- Loopbackで、クリックなどのアーチファクトが発生する可能性を低減するためにループサイクルごとにわずかなクロスフェードが適用されるようになりました
Alchemy
- Alchemyに、オーディオの読み込み時に再合成とサンプリングのオプションを選択できるドラッグ・アンド・ドロップ・ホット・ゾーンが追加されます
- Alchemyでパラメータ値の数値編集ができます
- Alchemyに12の新しい合成フォルマントフィルタ形状が追加されます
- Alchemyに、エンベロープフォロワーのソースとして使えるサイドチェーン入力が追加されます
- Alchemyに、モーフィングを向上させる自動タイミング調整機能が追加されます
- Alchemyに新しいアディティブエフェクトが追加され、サウンドのフィルタリングとモジュレーションのオプションが拡充されます