前回の企画に続く第二弾、中級編をお届けしますよ〜。
ただ中級者向けとしたものの、内容的には一皮向けた初心者向けくらいのレベルかもしれません、そのあたりはご容赦ください(^^;
ということで、前回の初心者向けに比べると利用機会は少ないけど、知っておいた方が何かと効率が上がるものを選出してみました。
それでは参りましょう ( ´▽`)
起動関連のキー操作
#01:[control]+[eject]:メニューの表示
再起動、スリープなどを命ずるためのダイアログが現れます。
必要な命令のボタンをクリックすればOKですが、ボタンを押すにはマウスやトラックパッドに手を移動させなければならないので……
- [return]キーを叩く:システム終了が実行される
- [S]キーを叩く:スリープ(Sleep の S)が実行される
- [R]キーを叩く:再起動(Reboot の R)が実行される
- [command]+[.(ピリオド)]:キャンセル
というキーボード操作を[command]+[eject]に続く操作としてセットで覚えておくと、特にデスクトップ機では便利になると思います。
(´-`).。oO(ノート型は画面を閉じれば済んじゃうもんね)
テキスト入力関連のキー操作
テキストエディット、Pagesなどでテキストを入力している場面でお試しください。
#02:[command]+[↑]or[↓]:文頭 or 文末に移動
文字入力キャレットが文頭または文末に移動します。
#03:[command]+[←]or[→]:行頭 or 行末に移動
文字入力キャレットが行頭または行末に移動します。
#04:[option]+[←]or[→]:単語刻みで移動
文字入力キャレットが単語単位で移動します(折り返しあり)
例)All your devices. One seamless experience.
この行末にキャレットがある状態で[option]を押しながら[←]キーを叩くと、キャレットは "experience." の前に、もう一度叩くと "seamless" の前に移動します。
例)私の名前は喪黒福造。
この行頭にキャレットがある状態で[option]を押しながら[→]キーを叩くと、キャレットは "私" の後ろに、もう一度叩くと "の" の後ろに、もう一度叩くと "名前" の後ろにキャレットが移動します。
日本語の場合は概ね単語(文節)単位でキャレットが移動しますが、聖徳太子のように一般的な語群は "単語" として認識されるものの、"喪黒福造" などのキャラクター名のようにあまり一般的なものじゃない場合は「喪|黒|福造|」のような切られ方をしてしまうのがちょっと残念かも。
ウェブブラウザ関連のキー操作
SafariやGoogle Chromeなど大抵のブラウザで使えるキー操作です。
#05:[space]:Webページのスクロール
順方向(ページの終端方向)に画面単位でスクロールします。
逆方向(ページの先頭方向)に戻りたい場合は[shift]キーを押しながら[space]キーを叩きます。
順逆方向いずれの場合も、少しずつスクロールしたい場合は上下のカーソルキーを用います。
#06:[shift]+[command]+[ } ]or[ { ]:タブの切り替え
分かりにくいと思いますが下図のキーです。
複数のタブが開かれている時に青枠のキーふたつを押したまま、赤枠のキーを叩くたびに表示タブが順方向、または逆方向に切り替わります。
#07:[option]を押しながらタブのクローズボタンをクリック:他のタブを閉じる
[option]を押しながらタブのクローズボタンをクリックすると、クリックしたそのタブを残してそれ以外のタブ全てが閉じます。
残したいタブがアクティブ(前面)である必要はないので、例えば[option]を押しながら左端のインアクティブ(背面)状態のタブの閉じるボタンをクリックすれば "りんごが好きなのでぃす" タブだけを残せます。
おまけの操作
なんかMacが言うことを聞いてくれない時のカンフル剤
かつてはSpaces(スペーシズ)と呼ばれていたMission Control機能で、複数のデスクトップ環境(作業画面)を設定できるやつ、これが私がたまに使うカンフル剤。
例えばデスクトップ1でテキスト入力をしている最中に、"かな" モードであるにもかかわらず半角英字でしか入力できなくなった時に……
- デスクトップ2に切り替える(シュッ... ε=👆)
- すぐさまデスクトップ1に戻って来る(👆=3 サッ...)
というスワイプ操作を行うことでテキスト入力が正常にできるようになる、なんてことがしばしばあります。
そもそも先の現象が起きた時点で何らかの不具合を抱えているか、突破的なトラブルが起きていると考えられるのでMacの再起動をするのが望ましいのですが、ちょっとその前にダメ元で……と試せるお手軽操作。
あくまでも「あれ?」くらいの軽微な異常くらいにしか効果はなく、またそれも100%効くわけではありませんが、この機能を使えるようにしておくこと自体は何ら面倒なことではないので興味がある方は試してみてください。
初めての場合はMission Controlを呼び出して、画面上部の左(OSのバージョンによっては右)にある[+]ボタンをクリック。
これで作業空間がひとつ追加されます(最大16画面まで追加できます)
Mission Controlに関する設定はシステム環境設定内にあります。