貼るといっても実際に紙の付箋をペタペタ貼るのではなく、デスクトップ上に "デジタルな" 付箋を貼る、という意味ですよ、念のため(笑)
で、その "デジタルな" 付箋となるのがmacOS(OS X)に標準で備わっている "スティッキーズ" とアプリケーション。
余談ですがmacOS(OS X)標準のApple純正アプリではMac OS時代から生きながらえている最古参のアプリのひとつと言える代物です。
スティッキーズ
スティッキーズはmacOS(OS X)のアプリケーションフォルダ内にあります。
これを起動すると……
このようにサンプルが表示されるので、これを読んで使い方を学びましょう。
とはいっても、大して難しいことはありません。
(´▽`).。oO(だって付箋だもん!)
新しい付箋を作って、中身を記述して、必要があればカラーメニューから付箋紙の色を変えるなどのカスタマイズをする……これだけです。
フォントの変更などもできますので、これも適宜行えばいいでしょう。
スティッキーズを常駐(常時表示)させたいなら
やり方はふた通り考えられます。
起動項目に設定する
システム環境設定>ユーザトグループから[ログイン項目]タブを開き、[+]ボタンを押してスティッキーズ.appを登録してください。
これで、Macの起動と同時にスティッキーズも起ち上がるようになります。
Dashboardを利用する
常駐という意味ではちょっと違うかもしれませんが、macOS標準機能のDashboardを使っても同じようなことができます。
先ほどのはデスクトップに常時表示されるスタイルになりますが、こちらは『画面の背後に隠しておいて必要な時に表示させる』というようなイメージです。
まずはDashboardが利用できる設定になっているか、システム環境設定>Mission Controlを開いて確認します。
ここが【切】になっていなければDashboardは使える状態にあります。
なおDashboardの使い方などの詳細は割愛させてもらうので、わからない方は(ちょっと古い案内ページですが)以下のページをごらんください。
さて。
Dashboardを呼び出すと画面の左下に丸で囲まれた「+-」ボタンがあるので、[+]をクリックします。
するとDashboardに追加できるウィジェット(軽量なアプリケーション)のリストが表示されるので、スティッキーズをクリック。
するとDashboard上に『ぽよよん♪』と1枚の付箋が貼られるので、そこに必要なメモを書き記せばOKです。
貼られた付箋の右下にある ボタンをクリックすると付箋紙が裏返り、紙の色やフォントサイズを変更することが可能です。
付箋紙はこのスティッキーズアイコンをクリックするたびに追加できます。
Dashboardのスティッキーズの注意点
- 書き込める文字数に制限があります
- 付箋紙の大きさは変えられません
- テキスト以外は書き込めません
- フォントフェイスとフォントサイズ以外(フォントカラーなど)は変えられません
- 書き出して保存することはできません
- macOSの共有メニューから利用することはできません
- アプリケーション版のスティッキーズとは別扱いなので付箋の内容を共有(同期)させることはできません
多分Dashboard版よりアプリ版の方が便利
上記の通り、Dashboard版のスティッキーズは手軽な反面制約が多いです。
また、Dashboard自体がmacOSの中で死に体になりつつあるように感じているので、編集の自由度なども含めて考えるとアプリ版のスティッキーズを使った方が便利だと思います。