ITmedia Mobileに以下のエントリがありました。
端的に説明すると、ユーザ自身が分類していなくてもなにがしかの単語(記事の例では "ラーメン")を検索欄に入れるだけで該当する(あるいはそれらしき)写真が自動的にピックアップされる、というもの。
写真.appはmacOS(OS X)版もiOS版も基本設計は同じだったはずなので、iOS版でできるならMac版でもできるだろうと思って試してみました。
検索の仕方(言うまでもないけど)
検索欄は写真.appの右上にある。
入れる単語はなんでも構わない。
例えば「山田くんの結婚式」というアルバムを既に作成済みなら「山田」や「結婚式」と入れれば該当する写真(アルバム)が検索結果として表示されるし、キーワードにデフォルトで登録されている「誕生日」と入れれば、誕生日をキーワードに割り当てている写真がヒットする。
実際に試してみた(1):ラーメン
まずはITmediaさんの例に倣って「ラーメン」と入れてみる。
自動で分類されているものは "カテゴリ" として検索候補に表示されます。
上図の場合は……
ラーメンと思しき写真を5枚見つけたので、ラーメンとしてカテゴライズしておきました。(写真.appより)
……のようなものとイメージしてください(笑)
ちなみにこの単語はキーワードに登録していません。
で、検索結果がこちら。
ITmediaさんの例と同様にラーメン以外(うどん)が混じっていますが、全くなんの手続きもしていないのに自動的にラーメン画像がピックアップされるのは驚きです。
他にも試してみましょう。
実際に試してみた(2):テレビ
厳密にはテレビではないiMacが写っている写真が混在しているのはご愛嬌として、ピックアップされた20枚のうちテレビのテの字もないのは1枚のみ、なかなか。
実際に試してみた(3):自動車
29枚ヒットしたうち自動車にかすりもしていない写真は1枚のみ。
自動車としか書いていないのにマイクロバスや大型観光バス、消防車、空港用の除雪車、陸上自衛隊の車両までも拾われているのは驚き。
実際に試してみた(4):金魚
ヒット数は54枚で、金魚に関係のない写真は1枚もありませんでした。
試してみた感想
金魚の写真には自分でキーワードも設定してあって、実際には209枚の写真が収蔵されています。
これらことから、ピックアップされた写真の正確性はそれなりに高いと言えるものの、ピックアップ率はそれほど高くないと言えるかもしれません。
とはいえ、手放しでいきなり検索しても求める写真がそれなりに出てきてしまうというのは正直言って驚き以外のなんでもありません。
写真に逐一キーワードを設定したり説明を書き加えるにはそこそこ労力を求められるので若干面倒くさいところがありますが、ここで紹介した検索機能をうまく使えばその労力を最低限に押さえた上で効率の良い検索ができるようになるかもしれません。
カテゴリに使える単語も多岐に渡っているようなのでとりあえず手当たり次第に試してみてください、それだけでも結構楽しめると思います( ´▽`)