Finderの "ファイル" メニューから『情報を見る』を選択、またはキーボードからcommand + iを叩くと下図のように情報ウインドウが開きます。
同様にFinderの "ファイル" メニューで[option]キーを押して表示される『インスペクタを表示』を選択、またはキーボードからoption+command+iを叩いても似たような情報ウインドウが開きます。
どちらもファイル容量などの情報を確認できる点はほとんど同じですが、それぞれの挙動にちょっとした違いがあるので覚えておくと便利です。
個別に表示されるか、まとめて表示されるか
情報を見る
"情報を見る" のウインドウに表示されるのは選択されている "ひとつの" ファイル(フォルダ)だけの1対1の関係にあるので、複数のファイルやフォルダを対象に "情報を見る" を選択した場合はその選択されている数と同じ数の情報ウインドウが開きます。
例えば10MBのファイルと50MBのフォルダの両者を選択して "情報を見る" を選ぶと10MBのファイル情報が記されたウインドウと、50MBのフォルダ情報が記されたウインドウの2枚が開きます。
インスペクタを表示
"インスペクタを表示" のウインドウに表示されるのは選択されている "ひとつ以上の" ファイル(フォルダ)で、複数のファイルやフォルダが選択されていても1枚のインスペクタウインドウに情報が(まとめて)表示されます。
例えば10MBのファイルと50MBのフォルダの両者を選択して "インスペクタを表示" を選ぶと容量の情報に60MBと記されているウインドウ1枚が表示されます。
追いかけてくれるか、追いかけてくれないか
情報を見る
"情報を見る" のウインドウはひとつのファイル(フォルダ)に対して1枚のウインドウが、いわば専属として開きます。
インスペクタを表示
"インスペクタを表示" のウインドウはファイル(フォルダ)の選択変更に追従します。
ここまでの違いは言葉で説明しても伝わりにくいと思うので、以下の動画を参考に各自でも何度か操作を試してその違いを体験してみてください。
ウインドウの性格も少し違う
情報を見る
Finderに表示される普通のウインドウと同じなので他のウインドウの陰に隠れることがあります。
インスペクタを表示
Finderに表示される普通のウインドウとは異なり、ヘルプウインドウなどに見られる「フロート」の扱いになっているので他のウインドウに隠れることなく、常に最前面に表示されます(Finder以外のアプリケーションに切り替えた場合は隠れます)。
フロートウインドウは "ファイル(フォルダ)の切り替えに追従する" という性格に向いた設計、とも言えるかもしれませんね。