macOSを操作する上で絶対に触れるFinderウインドウには、ただ操作しただけでは気付きにくい機能や仕掛けが結構潜んでいます。
前回はこのFinderウインドウの上辺(上段)部分をピックアップしましたが、今回は中段部分をピックアップします。
Finderウインドウの仕掛け(2)中段編
Finderウインドウのメインパーツ、ここがないと始まりません(笑)
ちなみに次回に "下段" としてステータスバーを扱うためこれを表示するようにしている(Finderの表示メニュー>ステータスバーを表示[⌘/])ため、違和感があるかもしれませんがここでは "中段" と表しました。
① サイドバー
主だったファイルなどへのショートカット(短絡路、近道)が"よく使う項目"、"iCloud"、"場所"、"タグ" の4項目に分かれて表示されます。
項目の操作
項目名を右クリックすると操作をサポートする幾つかのメニュー項目が表示されます。
- 新規タブで開く:上図の場合だと "書類" フォルダの内容がが同一ウインドウ内の別タブに表示されます。optionキーを組み合わせた場合は "新規ウインドウで開く" に変わります。
- 内包しているフォルダで表示:上図の場合だと "書類" フォルダが入っているフォルダ(=上位のフォルダ)が開きます。この場合はユーザのホームフォルダが開きます。
- 情報を見る:上図の場合だと "書類" フォルダの情報ウインドウが開きます。⌘iで表示される情報ウインドウと同じです。optionキーを組み合わせた場合は "インスペクタを表示" に変わります。
- サイドバーから削除:Finder環境設定(後述)でチェックを外しても同じ。項目をウインドウの外にドラッグしても削除可能。
- Dockに追加:読んで字の如し。項目を直接Dockにドラッグしても登録可能。
ちなみにメニューから選ぶのが面倒なら:
- 新規タブで開く=commandを押しながら項目をクリック
- 新規ウインドウで開く=optionとcommandを押しながらクリック
- 新規ウインドウで開き元のウインドウ(前面のタブ)を閉じる=optionを押しながらクリック
なんて操作方法もありますのでお好みでどうぞ。
設定
サイドバーに表示される内容はFinderの環境設定>サイドバーで変更可能です。
② サイドバー右側の境界線
赤線で示してあるサイドバー右側の境界線は動かせます。
長い項目名が切れて見づらい時などにマウスポインタを境界線の真上に重ね、マウスポインタが "←|→" のような図柄になったら左クリックしたまま左右にマウスを動かしてください。
③ よく使う項目
Finder環境設定に無いフォルダを追加できる
"よく使う項目" 内にフォルダをドロップする事で任意のフォルダを追加可能。
ただ、追加しすぎると視認性が悪くなって逆に作業効率が落ちると思うので闇雲に追加するのはお勧めできません。
項目の並べ替えができる
標準状態の並び順はFinder環境設定>サイドバーに表示されている順序通りですが、気に入らない場合は項目をドラッグする事で並べ替えができます。
④ よく使う項目などの内容を表示/非表示
"よく使う項目"、"iCloud"、"場所"、"タグ" と書かれたタイトル部分にマウスポインタを持って行くと下図のように "非表示" という文字が表示されます。
これをクリックすると下図のように内容が非表示になるので、どれだけ使う機会があるかはわかりませんが必要に応じて使ってください。