Finderウインドウのファイル表示方式を "カラム" に設定してある場合は、階層を遡るように見ていけばファイルのありか(ディレクトリ)は簡単に分かります。
一方で、それ以外(アイコン、リスト、ギャラリー)の表示方式を採っている場合は "一瞥して" ファイルのありかを知るのはそのままでは困難です。
そんな時には以下の方法を知っておくとちょっとは役に立つと思いますよ。
ファイルパスを取得(コピー)したい場合
例えば上のウインドウに表示されている "grd-lime.gif" のファイルパスを取得(コピー)したいような場合は:
- "grd-lime.gif" のファイルを[option]を押しながら右クリック
- "grd-lime.gif" のパス名をコピー、と書かれた項目を選択
この操作によりmacOSのクリップボードにはファイルパスがコピーされているので、あとは必要な箇所にペーストを実行するだけです。
ちなみに上記操作で取得されるファイルパス(一部伏せ字にしてあります)は:
/Users/ (username) /Pictures/画像ファイル/グラデーション/grd-lime.gif
この例では "ファイル" を対象にしていますが、"フォルダ" に対しても同様です。
そこまで本格的じゃなくて良いなら
例えば、ファイルやフォルダが入れ子状になっていて、その「最上流にあるフォルダってなんだっけ?」みたいにフォルダ階層を遡りたい時もあると思います。
そんな時は、
Finderウインドウ上で[option]を押す
ただこれだけで、Finderウインドウの下辺にディレクトリがフロートで表示されます。
あるいはFinderの"表示"メニューから"パスバーを表示"を有効にしてもOK。この場合はクリックしたファイルorフォルダのパス(ディレクトリ)が上図に似たような感じで表示されます。
Finderウインドウのプロキシアイコンを利用する
macOS Big Surになってから、Finderのプロキシアイコンが隠れる仕様になってしまったので「廃止された」と勘違いされている方もいるかもしれませんが、macOS Venturaとなった今でもプロキシアイコンは一応健在です。
ウインドウ上部に表示されているフォルダ名にマウスポインタを重ねると、約1秒後にプロキシアイコンが左側から滑り出してきます。
( ˙-˙)。oO(1秒も待てない人は[shift]キーを併用:以下動画の後半がその時の挙動)
この滑り出して来たプロキシアイコンを[コマンド(⌘)]押しながらクリック。
すると:
このように上位フォルダに遡っていくスタイルでディレクトリを表示してくれるので、この場合だと "grd-lime.gif" はピクチャフォルダ内の画像ファイルフォルダの中に保管されている、と知ることができます。