簡易的で良いので複数ファイルを一気にリネームしたい、そんな時に
OS X Yosemite の Finder で複数のファイルまたはフォルダを選択した状態で右クリックをして表示されるコンテキストメニューから[xxx項目の名前を変更…]を選択することでファイル(フォルダ)のリネームを行うことができます。
リネームにはテキストの置き換え、テキストの追加、フォーマットという3つの手段が用意されています。
テキストを置き換える
指定した文字列Aを、別の文字列Bに置き換えることができます。
例えば複数のファイルに "侵撃の巨人" という間違った名前を使ってしまっていたら、検索文字列に「侵撃」、置換文字列に「進撃」と入力して実行してやれば "侵撃の巨人" が "進撃の巨人" と改められます。
テキストを追加
指定した文字列を、もともと付いているファイル名の前または後ろに追加することができます。
"2014年の" と入力した文字列を[名前の前]と設定して実行してやれば "2014年の忘年会写真" というふうに改めることができます。
追加できるのは拡張子部分を含まないファイル名の前後のみ。元のファイル名が "文字列+通し番号" のようになっていて文字列と通し番号の間に文字列を追加する、といったことはできません。
フォーマット
決められた法則に則ってファイル名を書き換えます。
用意されているフォーマットは以下の3パターン。
- 名前とインデックス
- カスタムフォーマットというのは、リネーム対象になっているファイル(フォルダ)全てに共通してつけたい名前のことで、インデックスは通し番号です。付加される番号(数字)で桁合わせは行われません。
- 例えば10枚の画像に対して適用した場合、数字の部分は 1,2,3……9,10 となります。
- 名前とカウンター
- 前述の "名前とインデックス" に非常に似ていますが、こちらは5桁に桁合わせされた番号(数字)が付加されます。
- 例えば10枚の画像に対して適用した場合、数字の部分は 00001 から始まり 00010 までが与えられます。
- 名前と日付
- 前述二者の数字にあたる部分に、 "2014-10-20 12.34.56 午後" という書式で日付が適用されます。ただしここで使用される日付はファイルの作成日などではなく、あくまでもリネームを実行した日時であることに注意。
- 複数のファイル(フォルダ)に対して同時に同じ日付が与えられることになってしまう、つまり同じ名前のファイル(フォルダ)が複数出来上がることになるので、"名前と日付" でリネームした場合には自ずとファイル名の後ろにインデックスが付加される形になります。