任意の検索条件を設定し、それに該当するファイルやフォルダが集約される(ように見える)のがSmart Folder(スマートフォルダ )です。
別の言い方をすると "作成した検査条件を、フォルダという形を借りて保存したもの" がスマートフォルダで、作成したスマートフォルダを開くとそこは検索条件に該当するファイルなどが表示されるようになっています。
( ˙-˙)。oO(Mail.app、写真.app、ミュージック.appなどにも用意されてるよ)
Finderでもこのスマートフォルダは使えるので重宝しているのですが、時として作成済みのスマートフォルダに設定してある検索条件を変更したいことがあります。
またこれとは別に、スマートフォルダに表示されるべきファイルやフォルダが何故か表示されない(検索条件には適合しているのに表示されない)といった不具合にも時々遭遇します。
今回は上記2つのやり方(対処法)を紹介したいと思います。
( ˙-˙)。oO(一応Finder上での話ですが、アプリ内のスマートフォルダについても通用する部分はあるかも)
作成済みスマートフォルダの条件を変更したい
例えば以下の条件設定をしたスマートフォルダがあるとします:
- 検索対象:"書類" フォルダ
- "シリアル" のテキストに一致する項目
このスマートフォルダの検索条件を変更したい場合は以下のようにします:
- スマートフォルダをダブルクリックで開く
- 通常は以下のようにFinderウインドウないに検索条件が表示される
- 条件の変更や修正をする
- 検索条件欄右上の[保存]ボタンをクリック
なお、スマートフォルダを保存した場所によってはスマートフォルダを開いても一発で上図のように検索条件が表示されない場合があります。
そんな時はFinderのツールバーにある歯車アイコンから "検索条件を表示" を選択すると先の図のように検索条件が表示されます。
( ˙-˙)。oO(カラム表示だと "検索条件を表示" が出て来ない事があるのでアイコン表示等に切り替えてね)
スマートフォルダに出てこないファイルがある
検索条件に当てはまっているファイル(フォルダ)がスマートフォルダに表示されない場合には以下の二通りの方法が使えます。
スマートフォルダを作り直す
問題のスマートフォルダを消して、改めて同条件のスマートフォルダを作る。
メリット
- スマートフォルダを作り直すだけなので簡単
デメリット
- 複雑な検索条件を設定してあったスマートフォルダの場合は作り直しが面倒
- 再発の(状況が改善されない)可能性が無いとは言い切れない
Spotlightインデックスを初期化
スマートフォルダの挙動はSpotlight機能のインデックス(索引)ファイルに依存しているので、ここに何か問題があればスマートフォルダの挙動に影響が出ると考えられます。
メリット
- インデックスを初期化するので不具合のタネを取り除ける可能性が高い
- スマートフォルダの作り直しが不要なので複雑な検索条件を組み直す必要がない
デメリット
- スマートフォルダ の作り直しに比べると手間が掛かる
- Spotlightのインデックス作り直し(再インデックス)に多少時間が掛かる
- Macの性能によっては再インデックスの処理中の動作が緩慢になる恐れがある
Spotlightインデックスの初期化手順
原則としてはMacintosh HDや外付けHDDなどドライブ全体を対象にして初期化してしまう方が良いと思うけど、特定のフォルダを対象としているスマートフォルダで問題が起きているようならそのフォルダだけを対象に初期化してもOKです。
以下、Macintosh HD全体のSpotlightインデックスを初期化する手順(特定のフォルダに対して実行したい場合は、赤文字の部分をその特定のフォルダに置き換えて実行して下さい)
- システム環境設定>Splotlight を開く
- プライバシータブに切り替える
- ウインドウの[+]ボタンをクリックして "Macintosh HD" を追加
( ˙-˙)。oO(Macintosh HDのアイコンをここにドロップしてもOK)
( ˙-˙)っ(この時点で既存のSpotlightインデックスが消去されます) - 数秒から数十秒ほど待ってから(3)で追加した対象を[-]ボタンで削除
( ˙-˙)っ(削除ボタンをクリックした直後からインデックスの再作成が始まります) - 環境次第ですが数秒から数分程度で再インデックスが完了します
特定のフォルダを対象にしたスマートフォルダで問題が起きている場合は、まずはその検索対象となっているフォルダのインデックスだけを初期化してみて、それでも改善されないようならドライブ全体のインデックスを初期化するようにすれば時間のロスは最低限で済むと思います。