メニューバーの黒いアイコンを「白」に加工して自力対応
OS X Yosemite のダークモードに未対応なメニューバーアイコンを自力でダークモードに対応させる方法を紹介します。
ただしこの方法を使うのはアプリケーションが古くてデベロッパの対応が望めないなどやむを得ない事情がある場合に限定し、それ以外はデベロッパが Yosemite 対応バージョンをリリースしてくれるまで待つようにしてください。
メニューバーにアイコンを表示するすべてのアプリに通用する方法ではありません、ご了承ください。
DIY できるのはメニューバーアイコンを同梱してるアプリのみ
以下、私が愛用している ClipMenu を例に話を進めます。途中で使用する画像加工用のアプリは OS X 標準のプレビュー.app です。
作業に入る前に対象のアプリケーションを終了させてください。また、念のため対象のアプリケーションの複製を保存しておくことをお勧めします。
以下手順。
【1】アプリケーションを右クリックして表示されるメニューから "パッケージの内容を表示" を選ぶ
【2】Contents フォルダを開き、続けて Resources フォルダを開く
アプリにもよるが、このように色々なファイルが現れる
【3】メニューバーに使用されている画像ファイルを探す
ClipMenu の場合はこれがデフォルトで使われている、今回はこれを加工
【4】画像を右クリックしてプレビュー.app で開くよう指示する
カラーの反転加工ができればいいので他の画像編集アプリでも構わない
【5】ツールメニューから "カラーを調整…" を選択し、以下の要領でカラー反転する
【6】ファイルメニューから "保存" を選ぶ
これで画像の反転加工と保存が終わったので、最後にアプリケーションを起動して変更が反映されるか確認します。ちゃんと出来ていればダークモードのメニューバーに映える白いアイコンに変わっているはずです。
自動切り替えではないので気をつけよう
OS X Yosemite 対応アプリの場合はモードの切り替えに応じてメニューバーアイコンも切り替わる仕様になっていますが、ここで紹介したやり方はそのような仕組みが設けられていないアプリを『ダークモード専用仕様』に作り変えただけなので、ダークモードを解除すると白いメニューバーに白いアイコンが表示されることになります。
元の黒いアイコンに戻したい場合は上記同様の手順を踏んで再びカラー反転加工するか、加工した方のアプリを削除して複製しておいた『加工前のアプリ』を復活させて使用してください。
なお本作業において発生したいかなるトラブルおよび不具合に対して当方は一切責任を持ちません。くれぐれも自己責任において行うようお願いいたします。