macOSには標準でファイル名の一括変換機能が備わっていて、例えば文字列の一部を置き換えたり、既存のファイル名の前後に文字列を追加したり、あるいは連番付きの新規ファイル名に書き換えることができます。
簡易的にはこれで十分ですが、例えば『aaaa-連番-bbbb.txt』のようなファイル名で連番はそのまま活かしつつ『bbbb-連番_会議資料aaaa.txt』のように置き換えようとするとmacOS標準機能だけだと一筋縄ではいきません。
自分の場合、割とこういう感じでリネームをしたくなる機会が多く、その都度何かを試しては挫折して手作業で直す……というのを繰り返していました。
が!
なんのことはない、このNameChangerひとつで全てが解決しちゃいました。
動作環境を見ると "OS X 10.7+" と書かれているので随分前から存在していたのでしょうね……何故今まで知らなかったのか、悔しい(^-^;
動作がめちゃくちゃ軽い
リネーマー本来の機能の話は後に回すとして、まず第一に言いたいのが動作の軽さ。
iMac(2017)のお陰でという側面も無いわけではないと思いますが、それを差し引いてもかなり動作は軽い方だと思います。
またリネームに際しても、文字列の置換などは変更後の名前がリニアで表示されるので "実際に名称変更をしてから間違いに気づいた" ということはまず起こりません。
英語のインターフェイスなので慣れるまでは戸惑うところがあるかもしれませんが、慣れてしまえば爆速で変換作業を終えられるようになると思います。
もちろんリネームの基本機能は網羅
文字列の置き換え、追加、削除、連番などほとんどのリネーマーが抑えている基本機能はもちろん網羅されています。
ちなみに上から順に:
- 置換(最初の一致を置換、最後の一致を置換、全ての一致を置換)
- ワイルドカード
- 前方に追加
- 後方に追加
- 文字列の除去・追加(何文字目から何文字目までを指定)
- 大文字・小文字変換
- 連番
- 日付
- 正規表現
といった具合。
正規表現!これが欲しかった(TT)
このように多様な機能を備えているNameChangerではあるものの、個人的に最大の発見だったのが正規表現を用いた置換が可能なこと。
冒頭で記した『aaaa-連番-bbbb.txt』を『bbbb-連番_会議資料aaaa.txt』に置き換える作業も、幾つもの変換機能を駆使するより正規表現を使えた方が何倍もラク。
だって砕けた書き方をすると:
"(aaaa)-(連番)-(bbbb).txt" を "\3-\2_会議資料\1.txt" にしておくれ
という条件を適用すれば良いだけだから(イメージなので正規表現の記述としては誤っています)
既存の文字列を置き換えではなく "入れ替え" をしつつ文字列の追加と記号の置換も同時に行なう、と、この例ではそういう動作を指示していることになります。
それも一発で。
(´-`).。oO(対象ファイルが数十、数百オーダーだと絶大な威力を発揮します)
う〜ん、素敵すぎる (人∀・ )〜♪
この感動……みんなに……
( 」°Д°)」 とどけ!
気に入ったらお布施を ^-^
NameChangerは最近あまり聞かなくなったドネーションウェアとして配布されています。
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寄付額は自由に決められる場合もありますが、NameChangerの場合は$2、$5、$10、$15、$20、$40から選択できるようになっていますので、寄付する場合はオフィシャルサイト経由でお願いします。