りんごが好きなのでぃす

Macを中心に、たま〜にiPhoneやiPadなどの話題も届けていたら今年で26年目を迎えてました

Safariの調子が悪いときに試すこと

 

Safariが不安定、重い、何となく調子が悪そうと感じた時の対処法は?

Safariを使っていると以前よりも重たくなった、安定性が悪くなったといった不具合を感じる事があるかもしれない。別に「Safariだから」というわけではなく、他のブラウザでも起こりうる事だが、とりあえずここではSafariに特化してこのような不具合への代表的な対処法を挙げておこう。

以下のリストは『効果小→効果大』の順で書いてある。Aから順番にやる…という意味ではない。

  1. Safariメニュー>キャッシュのクリア
    再読み込みしてもページが最新の状態にならない時に効くが、不具合を解決するような力は持っていない。
  2. /ユーザ/(username)/ライブラリ/Preferences/com.apple.Safari.plist
    上記ファイルをデスクトップ上に退避させてからSafariを起動してみる。環境設定は初期状態に戻るが、これで不具合が解決する場合は多い。設定が初期化されるので必要に応じて再設定する必要あり。問題が解決できていれば退避したファイルは捨てても構わない。
    preferences_safari.jpg
  3. Safariメニュー>Safariのリセット...(Safari 2.xまでは「Safariのリセット」)
    2の方法よりもリセットされる範囲が広くブックマーク以外が初期状態に戻る(Safari 3.xではリセットする項目を選択できる)。大抵の不具合はこの段階で解決できる。設定は初期化されてしまうので改めてやり直す必要があるのは2と同じ。
  4. /ユーザ/(username)/ライブラリ/Safari
    上記フォルダをデスクトップ上に退避させてからSafariを起動してみる。ブックマークを含めた殆どの情報がリセットされるので対症療法としては一番強力。設定が初期化されてしまうのはこれまでと同様。ブックマークも失われるので、この作業を行う前にSafariのファイルメニューから「ブックマークを書き出す...」を使ってブックマークのバックアップをしておけばあとから読み込ませる事が出来る。問題が解決できていればデスクトップに退避させたSafariフォルダは捨てても構わない。
    library_safari.jpg

これらの作業を行う前に、アプリケーション/ユーティリティ/ディスクユーティリティを起動して、起動ディスクのアクセス権の修復を実行してみよう。これだけで直ってしまう事もある。

また、Safariに機能を追加するプラグインなどを入れた覚えが無いか確認する事も重要。Safariをバージョンアップした途端に出る不具合は、このようなソフトに起因する場合が非常に多い。配布元のサイトなどでSafariのバージョンとの適合状況をまず最初に確認する事。

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認証関係(ログイン)のみで不具合があると感じる場合は以下の方法をだけでを試してみるのもOK。

  1. Safariの環境設定を開き、セキュリティの項目で[Cookieを表示]をクリック
  2. 不具合が出るサイトのCookieを消すか、面倒ならすべてを消してみる

Cookieを消すとログイン時のIDやパスワードは再入力しなければならないが、この手間をかける事でログイン時の不具合が解決する事は多い。

なお、ログイン情報を記憶してくれない場合は上記設定画面でCookieの受け入れがどういう設定になっているのかを確認したり、自動入力の項目で自動入力Webフォームのどれにチェックが入っているか確認してみる事も忘れないように(特に"ユーザ名とパスワード"の項目)。