macOS Big Surを起動すると、極めて稀ではありますがマウスの軌跡が異常に遅くなる(というか本来の設定とは違う速さでポインタが動く)場合があります。
自分の経験上では数ヶ月に1回くらいのレベルですが、Big Sur以前では年に1回も無かったので感覚的には「またか…」と言いたくなるレベルでもあります。
原因不明で根治させる方法も不明(クリーンインストール後もしばしば再発する)ですが、簡単な対症療法で解決できるので以下の方法をお試し下さい。
( ˙-˙)。oO(トラックパッドでも概ね同様の対処が効くと思うので応用して下さい)
症状が出たら一応確認
マウスの軌跡が遅くなる理由として:
- マウスの移動速度の検知に失敗している
- 検知は正常に行われているが画面に反映されない
が考えられる代表的なものなので、まずは確認をして問題の切り分けをします。
いつもとは違う場所でマウスを捌いてみる
マウスパッドの汚れが原因で検知精度が落ちている場合があるので、例えば普段はマウスパッドの上で使っているなら太腿の上などいつもとは違う場所(できれば平滑な場所)でマウスを捌いてみます。
この時、いつも通りの速度で動いてくれるようならいつもマウスを使っている場所に何らかの原因があると考えられます。
例えば光学式マウスならマウスパッドの摩耗や汚れが原因で検知精度が悪くなるのでパッドの交換を、ボール式マウスならボールの転がりを検知するローラーに汚れが付着していると検知能力が落ちるのでローラーを清掃する事で解決する可能性があります。
逆に、違う場所で試しても同じように軌跡の速さがおかしければ何らかの理由により設定が反映されていない可能性があるので以下の方法を試します。
鉄板対処法:設定のやり直し
設定した通りに動作しない鉄板対処法として、例えばチェックボックスのon/offを繰り返してみるといった方法を聞いた事があると思いますが、この例でも同じようなことをします。
つまりこの場合は下の図のように設定を動かして、戻す、ということをします。
十中八九これで解決しますし、自分の経験で言えば次に不幸の女神が微笑む😈までは再発しません。
設定やり直しでも解決しない場合
マウスをいつもと違う "複数の場所" で捌いてみても、設定を変更してみても軌跡の速さが本来のものに戻らないようならマウス本体の故障を疑うべきかもしれません。
このような場合は、更なる確認のためmacOSのアカウント設定でゲストアカウントを有効にし:
ゲストアカウントにログインし直したら改めてシステム環境設定でマウスの設定をいじって動作のチェックをしてみて下さい。
これでも再発するようならMac側ではなくマウスに問題があるとみて良いと思います。