Safariなどで複数のウインドウを渡り歩く(切り替える)ときに重宝するキーボードショートカットがcommand[⌘]キーと[F1]キーのコンビネーション。
(´-`).。oO(環境設定によっては[⌘]+[fn]+[F1])
ところが、macOS Big Surを "クリーンインストール" するとこのキーボードショートカットが効かなくなります。
(´-`).。oO(Catalina以前からの上書きインストールでは旧環境の設定が維持されるため)
実はこれ、Big Surではキーの割り当てが変更されているからなんです。
従来のセッティング(私の場合)
右手でマウス、左手はホームポジション気味にショートカットを担当することが多い私にとって、ショートカットを使う時に "右手が召集されるか否か" は大事な問題。
macOSのデフォルト設定では、ウインドウ巡回コマンドは[⌘]+[fn]+[F1]なので必ず右手が召集されます([fn]担当)
しかし、マウス捌きとウインドウ切り替えをこまめに行う私にとってはウインドウを切り替えようとする度にマウスを離して[fn]キーを叩かなければならないので非常に煩わしい。
そこで以下の設定を変えて[fn]を使わずに済むようにするのが私の流儀。
これなら右手にマウスを持ったまま左手の親指で[⌘]を押して、中指を[F1]に伸ばせばウインドウの巡回(切り替え)が容易に行えます。
macOS Big Surのセッティング(デフォルト)
ところが、macOS Big Surではこのキーの割り当て(キーコンビネーション)が……
⌘@
に変更されているんですね〜、なんでやねん。
まあ、確かにデフォルトのまま使うことを考えたら右手は[fn]ではなく[@]に変わるだけだし、どっちみちマウスから手を離さなければならないから押すキーが減ったぶんだけ若干操作性は向上したかもしれません。
だがしかし、駄菓子菓子!
これだとせっかく右手の召集回避のために[fn]を押さずに済む設定に変更した意味がなくなってしまうではないか、だめです、許しません。
というわけで……設定を変えるw
設定の変更方法
macOS 12.xまで:
- システム環境設定>キーボードを開く
- ショートカットのタブをクリック
- 左側で "キーボード" の項目を選び、右側から "次のウインドウを操作対象にする" を選択
- "⌘@"と表示されているところをクリックするとボックス表示に変わるので…
- 使いたいショートカット(この場合は⌘とF1の同時押し)を入力
- システム環境設定ウインドウを閉じる
macOS 13.x以降:
- システム環境設定>キーボードを開く(ウィンドウ左半分を下までスクロール)
- [キーボードショートカット...]と書かれたボタンをクリック
- 左側から "キーボード" を選択し、右側にから "次のウインドウを操作対象にする" を選択
- "⌘@"と表示されているところをダブルクリック
- 使いたいショートカット(この場合は⌘とF1の同時押し)を入力
- [完了]ボタンをクリック
- システム環境設定ウインドウを閉じる
これでOKです。
お試しあれ。