ごく稀にですが、Finderのスマートフォルダ内に削除できない白紙アイコンのファイルが出てくる事があります。
今回はこの削除できないファイルがある場合の対処法を紹介します。
どういう状況?
例えばこんな感じです(状況再現のため画像加工で作成)
何が起きたの?
これを右クリックのメニューから削除しようとするエイリアスのオリジナルが見つからない旨を知らせるダイアログが出ます。
でも、この白紙アイコンにはエイリアスファイルである証しの矢印が描かれていないので(少なくとも見た目上は)エイリアスではないはずです。
やってみたこと
エイリアスの削除を選択
先のダイアログで[エイリアスの削除]をクリックしたけどスマートフォルダ内には白紙アイコンが残ったままでした。
エイリアスの変更…を選択
ダイアログ曰くエイリアスらしいので、ダイアログで[エイリアスの変更…]をクリックし、白紙アイコンで表示されてしまっているファイルの実体(書類フォルダ内に保存してある "ID_PW登録控え.rtf")を選択して指定してみたけど変化なし。
試しに全然関係のない別のファイルを指定し直してみたけど同じく変化なし。
ここまでの経過(その1)
ダイアログは「エイリアスのオリジナル(実体)が見当たらないから以下の操作をして下さい」という趣旨の提示をしてくれたけど、結局どれを選んでも何も起こらず。
他にやってみたこと
ディスクユーティリティ(Fast Aid)を実行
ディスクに以上なし、状況にも変化なし……_(:3」∠)_
Macの再起動
何も変化なし……_(:3 ⌒゙)_ポリポリ...
Terminal.appから強引に削除
そもそもの問題としてエイリアス扱いされている白紙アイコンのファイルがどこに保存されているのかが不明、つまりディレクトリが分からないので "-rm" を実行できない。
ここまでの経過(その2)
/(^o^)\ オワタ……
というわけにもいかないので色々調べた結果:
正解の対処法はこれ
Spotlightのインデックス(検索索引)の初期化、でした。
例えばこの白紙で表示されているファイルがMacintosh HDの中にあるなら、Macintosh HDのインデックスを初期化することで解決しました。
やり方は以下の通り:
- システム環境設定>Spotlight>プライバシーを開くとこの画面になるので:
- [+]ボタンを押してインデックスを初期化したいドライブを選択して追加
- 上記画面に追加したドライブが載ったら(念のため)数秒〜10秒程度待ってから[-]ボタンで先ほど追加したドライブを消す
これでOKです。
(2)の操作では、一旦ドライブを検索対象から除外指定することで(今後検索されないように)作成済みのインデックスを消去するという処理が発生します。
これで指定ドライブのインデックスは初期状態に戻ります。
そのままでは今後の検索に支障を来すので、(3)の操作で除外指定を取り消すことによって再びインデックスを作成させる、というのが一連の流れです。
まとめ
スマートフォルダの挙動にはSpotlightによるインデックスが絡んでいるため、Spotlightインデックスに何らかの障害が起きればスマートフォルダの挙動にも異常が発生する、と。
今回のアイコン白紙化はこの辺りのトラブルが原因だったわけです。
ひと昔前まではSpotlightの再インデックスとなると結構なマシンパワーと時間を喰うという鬱陶しい作業でしたが、最近はそこまでの負荷は掛からないみたいなので以前ほど怖がらなくても大丈夫そうです。