プレビュー.appなどでファイルを開いた際、ファイルウインドウが表示されてからの1〜2秒の間だけプチフリーズ(ビーチボールくるくる)する現象が起きています。
深刻なトラブルではないので気にしないようにしていれば特に何の問題もないのですが、一度気になっちゃうとずっと気になる人もいるかもしれません。
言われるまで気づかなかった😅
この現象を知ったのはRyoさん(@macmacintosh)のエントリ。
かいつまんで書くと以下のような現象です:
- PNGファイルをダブルクリック
- プレビュー.appが起動し画像のウインドウが開く、が……
- その直後に1〜2秒ほどビーチボールが表示される(プチフリ)
- そのあとはアプリを終了するまで問題なく使える
上述した通り、アプリ起動中であれば現象の再発はありません。が、一度アプリを終了すると次に起動する時には再発します。つまり "アプリケーションの初回起動時のみ" ってこと。
特定の瞬間の出来事なので見過ごしていたのか言われるまで気付きませんでしたが、状況的に見て多分これを「そういうもんなんだろうな」と気に留めていないか、気づかずにいた人が大半なんじゃないかな、と思います。
プレビュー.appだけじゃない
ちなみにここではプレビュー.appを例に挙げましたが、Ryoさんの記事にもあるとおりTextEdit.appでも見られるようですし、例えばJedit Ωなどサードパーティ製の一部のアプリケーションでも同様の現象を確認できたので他にもあるかもしれません。
また上ではPNGファイルを例に挙げていますが、これもPNGに限った話ではなくJPEGでもPDFでも起こりますので、ファイルの形式というよりはアプリケーションによって現象の有無があるようです。
ただしアプリケーションに直接的な問題があるというよりは、macOSの仕様もしくはDropboxの仕様に原因がありそうな気配です。
Dropboxの機能拡張を無効にする
というのも……Ryoさんによると、DropboxのFinder機能拡張を無効にするとこの問題を回避できるから。
Dropboxのフォーラムを覗くとサポートからはファイルの数や通信品質(バンド幅)を見直すと良いみたいなリプライが付いていますが、Macがオフラインでも症状が発生するので通信周辺に起因するものでは無さそうな気がしています。
また開くファイルの容量も関係ないようで、ごくごく小さな画像でも発症します。
どうやらmacOS Catalinaよりも前(2018年頃)から一部では既に指摘されている問題だったようですが、情報がとにかく少なく、Dropboxサポートも頓珍漢なことを言っているので解決が期待できるかは現時点で不透明。
ただ、Ryoさんも私も、そして同様の問題に気付いている海外の方々も、少数ではありますが解決を期待して問題の報告を引き続き行っているので、この現象が気になっている方はとりあえずRyoさんが示されている回避策にて凌いでいてください。