MacはNVRAM(エヌブイラム)と呼ばれる装置にMacの音量設定や解像度、選択されている起動ディスクなどの情報が記録されています。
Macを消音にしたままシステム終了したり再起動すると、次にMacを起動した時も消音のままになっているのはそのためです。
しかし、音量変更したはずなのに次回起動では元に戻っているとか、起動ディスクをAからBに変更したのにAで起動してしまう(変更が記憶されていない)といった不具合が稀に起こることがあります。
このような場合にNVRAMをリセット=NVRAMクリアを実行すると直る場合があるのですが、今のMacとちょっと前までのMacでは僅かに実行の様子が異なります。
(´-`).。oO(ちなみに少し前までのMacはPRAMクリアと言います)
起動音が鳴るタイプのMac
電源を入れたときにジャーンという起動音が鳴るMacでは……
- Macを起動(再起動でもOK)
- Appleロゴが表示される前にcommand+option+P+Rを押し続ける
- 再び起動音が鳴ったら上記キーを離す
あとはいつも通りMacを使い続ければOKで、必要に応じて音量や起動ディスクなどの設定を確認し変更してください。
起動音が鳴らないタイプのMac
電源を入れたときにジャーンという起動音が鳴らないMacは、当然上記手順(3)でも起動音が鳴らないのでキーを離すタイミングがわかりません。従って……
- Macを起動(再起動でもOK)
- Appleロゴが表示される前にcommand+option+P+Rを押し続ける
- 15〜20秒後に上記キーを離す
という流れになるそうで、その後の使い方は前述と同じです。
無ければ無いで物足りない起動音……
新規購入した時の最初の起動とか、夜中の再起動で盛大に起動音が鳴るのは時として心臓に悪かったりしましたが(笑)、無ければ無いで物足りなさを感じますね。
ましてやメインテナンスのプロセスにこの「音による判断」が組み込まれていたにもかかわらず、その音を省いてしまうというのは……(´ε`;)ウーン……不便&不親切。
せめてNVRAMクリアの操作をしたときには "キーを離してOKです" みたいなメッセージが出るとか、簡単なビープ音が鳴るなどの仕掛けを用意してくれて良さそうな気がしますけど……これもCook流のコスト削減策なのでしょうか。