macOS 11 Big Surでは起動音が復活する(らしい)といった情報がWWDCの基調講演直後からちらほら聞こえていましたが、
厳密な言い方をするならば『復活はするけど音程が変わる』ということになるようです。
もちろん正式版をインストールして確認するまではなんとも言えませんが……
これまでの起動音(2016以前)
Mactracker.app(Mac用)を持っていたらこのアプリでも確認できます。
これを譜面に起こしたのがこちらで、
このうち直近のMac(Intel Mac - 2016以前)の起動音を採譜したのがこれです:
コードで表すなら "G♭" 或いは "F#"(譜面はG♭△)
ただしこのままでは実際の起動音より若干ピッチが高いので、再現するならAudio Unit PluginのAU Pitchなどを使ってキーを50セントほど(AUPitchなら約48セント)下げると🙆♂️
Big Surからの起動音
これがBig Surではこうなるみたいで:
"G♭(F#)" から半音下がって "F" で鳴るようです。
構成する音程は完全一致ではありませんが、同じ "F" のキーで鳴る起動音は1987年頃のMacintosh Ⅱなど以来になるようなので約33年ぶりとなります。
ちなみに余談ですが、PowerPC系Macの最後の代の起動音から半音下がったのが現行(2016以前)のIntel Macの代で使われていた起動音。
そして今回はそのIntel Macの起動音から更に半音下がったので、二代続けて "半音下げ" が繰り返されたのが面白く、またその理由も知りたいですね。
おまけ
音の雰囲気を感じたい方は下記リンクお好きな方でどうぞ:
- GarageBand for Mac(.band)用ファイル@dropbox
- 音声(.m4a)ファイル@dropbox