macOSで日本語を入力する時に知っていると便利な "マウスを使わない=キーボードのみで実行できる" プチテクニックをいくつか紹介します。
なお、便利かどうかは使う人や使い方によってまちまちだと思うので、そういうものが混在しているのはご了承ください (^_^;)
ライブ変換
入力した文字を漢字などに変換する場合、普通は変換キー(macOSの場合はスペースキー)を叩きますが、ライブ変換機能をONにしておくと文字入力していくだけで次々と自動的に変換してくれます。
( ˙-˙)。oO(もちろん誤変換はある程度発生するので、これはその都度修正する必要あり)
デフォルトではONになっていると思うので、逆にこのライブ変換が邪魔くさい人はこの設定をOFFにすることで昔ながらの変換方法で使えるようになります。
変換範囲の変更
文字入力を入力したあとの、変換を確定する前の状態で [shift]キーを押しながらカーソルキーの左右[◁/▷]を押すことで変換範囲を変更することができます。
日本語入力IM側が文節の解釈を間違えているが故におかしな変換になっていたり、難読名や難読地名のようにバラバラに変換しないと正しい漢字が出てこない場合などに便利です。
キャレットをジャンプさせる
文字入力のテクニック……とはちょっと違うかもしれませんが、テキスト入力の効率に関係あると思うので一応紹介しますね。
小刻みにジャンプ(左右方向)させるには
普通に左右のカーソルキーを叩いた場合は "1文字ずつ" キャレット(|←こういうの)が移動しますが、[option]キーを押しながら左右を叩くと少し大雑把に動きます。厳密には違うのですが、イメージ的には文字単位ではなく文節単位でキャレットが動く感じです。
( ˙-˙)。oO(shiftキーを併用するとジャンプと同時に選択されます)
行末・行頭にジャンプさせるには
[command]キーを押しながら右キーを叩くと行末に、左キーを叩いた場合は行頭にキャレットがジャンプします。
( ˙-˙)。oO(こちらも、shiftキーを併用するとジャンプと同時に選択されます)
ついでなので‥‥
[command]キーを押しながらカーソルキーの上を叩くと文頭に、[command]キーを押しながら下を叩くと文末にキャレットが移動します、参考まで。
再変換
例えば「難読地名」と変換・確定したつもりだったのに読み返してみたら「難読致命」のように誤変換されてしまっていた場合。
通常は「致命」を削除して「地名」と入力し直すと思いますが、macOSではマウスドラッグで「致命」の2文字を選択してから[かな]キーを2回連打することで再変換する事ができます。
( ˙-˙)。oO(アプリケーションによっては再変換が機能しない場合があります)
全角モードのまま半角スペースを入力
全角モードでも[shift]キーを押しながら[space]キーを叩くと半角スペースが入力されます。
些細なことのように思えるかもしれませんが、知ると知らないとではかなり効率が違います。
半角カタカナを使いたい
半角カタカナ入力ができるように設定を変更します:
これで半角カタカナが使えるようになりました。
その上で変換時に[control]を押しながら[;]を叩く(JISキー配列の場合)ことも覚えれば変換効率は格段にアップしますので半角カタカナを使う人はこの際覚えておきましょう。
( ˙-˙)。oO(半角カタカナ変換のキーボードショートカットは以下も参照)
文字変換の隠しコマンド(こっちの方が実は便利)
全角カタカナ変換のキーボードショートカットは入力メニューによれば、
らしいのですが、実は[option]を押しながら[X]でも変換できます。この隠しコマンドは以下のようなものがあります:
- 全角ひらがな:[option]+[Z]
- 全角カタカナ:[option]+[X]
- 半角カタカナ:[option]+[A]
- 全角英数:[option]+[C]
- 半角英数:[option]+[S]
全てキーボードの左下に集約されているし、OS標準のショートカットと違って片手で操作できるので比較的覚えやすいと思います。