先日、iOS 10.2.1のリリースに合わせてiPhoneの初期化を行って環境を整え直したのですが、この時からユーザ辞書の中身が同期されなくなりました。
ユーザ辞書が落ちてこない…… pic.twitter.com/SCirlxMtcK
— くじゃく (@kujax130) 2017年2月1日
iOS側でiCloudのon/offをしたり、iPhoneを何度か再起動したりしてみたものの一向に改善されないのでGoogle先生に聞いてみたら下記サイトを教えてくれました。
……と、その前に。
以下にケース分けと補足を記しておいたのでまずはそちらをご覧ください。
iOS側で起こり得る同期ミスのパターン
これは以下の3通りが考えられます。
- ユーザ辞書が空っぽ
- 雲母坂、omwの両方あるいはいずれかのみ表示されている
- ユーザ辞書の同期が完了していない(一部だけ同期されている)
1 or 2の場合
以下のサイトで示されている方法が有効だと思われますが、Terminalコマンドを使うので初心者向きではありません。
Terminalコマンドを使うことに抵抗がない方は試してみてください。
Terminalコマンドを使うことに抵抗がある方は他の方法を探すか、Appleサポートに助けを求めてください。
3の場合
私の場合は最初が(2)のケースで、その後このケースになりました。
最初は何をやってもユーザ辞書が全く同期されなかったので、上記サイトに書かれていた手順に従ってユーザ辞書の再同期を実行。
その結果すぐにユーザ辞書の同期が行われたのですが、なぜか「あ〜た」くらいまでの100語近くだけが同期から抜け落ちる状態に。
(´-`).。oO( "た" の途中から最後までは全て同期されていた)
数回やり直してみましたが状況が変わらなかったので以下の手順を実行。
- macOS側のユーザ辞書に登録されている全ての単語を選択し、それをデスクトップにドロップ:『ユーザ辞書.plist』が作られます
- macOS側のユーザ辞書に登録されている全ての単語を選択し、単語リストの一番下に表示されている[+-]ボタンの[-]をクリックして辞書を消去
- (1)の『ユーザ辞書.plist』を空欄になった単語リストの枠内にドロップ:バックアップ保存した辞書が再読み込みされます
- iOS側と同期できていない語句をいくつか選択して再度バックアップ:同期出来ていない語句を念のため数回に分けてバックアップします
(´-`).。oO(30個の同期漏れを10個ずつ三回に分けてバックアップみたいな感じね)
(注意)ユーザ辞書全体のバックアップファイルは"ユーザ辞書.plist"として作成されますが、部分選択して作成したバックアップファイルは下図のような"変換後の語句.plist"という形で作成されますので驚かないように、笑
- バックアップが作成されたら削除して(4)に戻る……を数回繰り返して全ての同期漏れのバックアップを作成します
- (おまじないとして、数分お茶タイム/笑)← なくても可
- (4〜5) で作成したバックアップファイルを一つユーザ辞書に戻したら、iOS側に反映されるかその都度確認:恐らくすぐに反映されるはず
- バックアップファイルをひとつずつ(7)の要領で戻す
これでmacOS側とiOS側のユーザ辞書が綺麗に揃うはずです。
ユーザ辞書が正常に同期されたようだったらこれまで作成した "〜.plist" のバックアップファイルは捨てても構いません。
心配でしたらユーザ辞書全体のバックアップ(ユーザ辞書.plist)だけでも保管しておけば何度でもやり直しが利きます。
[追記]当初、なぜか記事が不完全な状態でエントリーが公開されていたため加筆修正しました。