GarageBand(Mac)をハードに使いこなしている人は既に知っているかもしれませんが、GarageBandに潜んでいるサンプラーキーボードを呼び出す方法を紹介します。
サンプラーの呼び出し方
1)サンプラーは"ソフトウェア音源"から呼び出します。GarageBandファイルは既存のものを使っても新規に用意しても構いません。
2)任意のトラックを選択後、Smart Controlボタン(青矢印)を押してスマートコントロール画面を表示し、続けてインスペクタボタン(赤矢印)を押し、インスペクタウインドウ内の"▶︎プラグイン"(黄矢印)をクリックして展開する。
3)"▼プラグイン"の中に "Instrument" と黒字で書かれている四角いボタン状のエリアがあるのでこれをクリックし、表示されたメニューを下記のように追っていく:
AU Instruments>Apple>AUSampler>ステレオ(or モノラル)
これでAUSampler(エーユーサンプラー)がGarageBandにマウントされます。通常だとおそらくMacの画面の左上側に現れると思います。
(´-`).。oO(ちなみにAUというのはAudio Unit(オーディオユニット)の略だよ)
デフォルトのこの状態では "Sine 440 Built-in" というサイン波が鍵盤の端から端までアサインされているだけなので、鍵盤を押してもピーポーという可愛い(間抜けなw)音しか鳴りません。
サンプラーのセッティング
先ほど表示されたサンプラー画面の左下に、実に地味〜に "▶︎エディタを表示" と書かれたところがあるのでこれをクリック。するとこのような表示に変わります。
これは「パラメータ」タブが表示されています。ここでは割り当てた各音源に対しての音色の調整などが行えます。
そしてこちらは「キーマッピング」タブを表示したもの。鍵盤に対して割り当てる音源を配置するためのもの。
左下に表示されているボックスで音源(音色のデータファイル)の読み込みをさせたり、レイヤー構造を組んで、それぞれに対して右隣にある細かな各項目を調整してマッピングを行なっていきます。
ちなみにキーレンジは欄に値を打ち込んでもいいし、図で黄色く塗られている両端をスライドして範囲を指定することも可能。
読み込めるサウンドファイルはAIFFとWAVまでは確認していますが、あいにくそれ以外は手元にないので各自で確認してください (^_^;)
販売されているサンプラーソフトに比べたら貧弱だと思いますが必要最低限の機能とハンドリングは備えているので結構使えるヤツだと思いますよ♪