次期メジャーアップデート版Snow Leopard、発売は3ヶ月後の9月の予定
6月8日、AppleはWWDC '09基調講演において現行のMac OS X 10.5 Leopardのメジャーアップデート版となる"Mac OS X 10.6 Snow Leopard"のチューンナップ完了をアナウンス。同日よりデベロッパ向けに最終ベータ版の配布を開始すると伝えました。
Snow Leopardでは64bit, Grand Central Dispatch, Open CL, QuickTime X, Exchange Supportを主な柱に据え、現行のLeopardを徹底的に進化させるという新しいアプローチから開発されたものとなります。細部の細部に至るまで徹底的なチューニングが施されており全体的に大幅な体感速度向上が見込まれます。またシステムインストール時のディスク占有容量が6GBも軽減されています。PowerPC用のコードが省かれたのも一因ですが、全体的に大幅なダイエットが施されていることから安定性やメインテナンス性に大きく寄与するものと思われます。各テクノロジーについての詳細はAppleのSnow Leopardのページに掲載されているのでそちらをご覧下さい。
Snow Leopardは9月の発売が予定されていますが、2009年6月8日からSnow Leopardがリリースされる頃までにMac本体を購入された場合は「Up-to-Dateプログラム」が提供されることが既にアナウンスされています。同プログラムについての詳細はUp-to-Dateプログラムのページをご覧下さい。申し込み方法や価格などの詳細は6月16日に発表予定になっています。
なお、Snow Leopardのリテイル版 (OS単品販売) は独特の商品構成になる模様です。
・Mac OS X Leopardユーザー
Mac OS X 10.6 Snow Leopardを購入、価格は$29 (Family Packは$49)
・Mac OS X Tigerユーザー
Snow Leopardリリース後にMac Box Setを購入
Tigerユーザは$29パッケージが使えないのかといった疑問が残りますが、これらについてはいずれ明らかになると思います。
ちなみにSnow LeopardからはIntel Mac専用のOSになります。PowerPCを搭載したMacにはインストール出来ないため、Mac OS X 10.5の最終バージョンがPowerPC Mac向けの最新最終のOSということになりますのでご注意下さい。上記にPanther以下の記述が無いのはその為でしょう。
ところでWindows Vistaユーザは3,000円程度でWindows 7にアップデートできるんでしょうかね?(笑)