まず先に、IT用語辞典などではフリーズとハングアップを同義語とみなしていますが、下記のように状態によって使い分けするのが本来の用法ですので、予めお断りしておきます(参考1、参考2、参考3)。
- フリーズ:マウスやキーボード等の操作に対して一切反応しない(凍った)状態
- ハングアップ:マウスやキーボードの操作に対する反応はあるが、アプリケーションが応答しない状態
→いずれも入力装置の機械的故障によるものは除く
Mac OS Xは滅多にフリーズしませんが、ハングアップは何かの弾みで起こることがあります。この場合の対処法(対処の順序)を間違えるとかえって症状を悪化させることもあるので、この機会に正しい順序を覚えておきましょう。通常は1番目の対処法で回復します。回復できない時だけ次の段階を試して下さい。
なお、ここに挙げたのはMac OS Xのやり方ですが回復手段に順序があるのはWindowsでも同様です。いきなり電源を切ったり、電源プラグを抜くのは非常手段。順序を知らなかったWinユーザはこの機会に自力で調べてみて下さい。
▼【初期治療】
- アプリケーションの強制終了
option + command + escキーを押して表示されたウィンドウから、ハングアップしているアプリケーション("応答なし"と表示されているはず)をクリックし、右下にある強制終了をクリックしてウィンドウを閉じる
または...
Dock上でハングアップしているアプリケーションアイコンをcontrol + クリック(or 右クリック)し、メニューから強制終了を選択 - ログアウト
Appleメニューからxxxxのログアウト...を選択してログアウト後、再ログイン - Macの再起動
Appleメニューから再起動...を選択 - Macの強制終了:ここまで来るならハングではなくフリーズ
Macの電源ボタンを数秒押し続ける
▲【荒療治】
ハングアップしている場合、大概はそれ以外のアプリケーションは正常に動作しています。上記手順1以外を実行する場合は生きているアプリケーションで使っているファイルを保存してからにしましょう。アプリケーションはDock上で選択するか、commandキーを押しながらtabキーを叩くことによって切り替えることができます。
また、上記手順3以降ではシステム関係に損傷を受けることがあるので最後に「アクセス権の修復」を実行しておいて下さい。
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# 2019年4月12日、本文体裁修正