りんごが好きなのでぃす

Macを中心に、たま〜にiPhoneやiPadなどの話題も届けていたら今年で26年目を迎えてました

ようやく噂が現実のものに!Apple iPhone見参!

 

旧ブログからインポートしたエントリーなのでリンクが切れている場合があります。画像はインポートしていません。

Appleの新製品に関して目立った噂というのが実は2つあった。

ひとつは、タッチセンサ対応液晶を搭載した全画面iPod登場に関するもので、これはAppleがこの液晶に関する特許を申請したことに端を発している。

そしてもうひとつはiPodと携帯電話を融合させた製品に関するもの。これは初代iPod miniが登場した頃からことあるごとに噂が流れては消えていた。

Appleはこのどちらの噂を裏付けるような情報は一切公開していなかったが(当たり前だが)、日本時間の2007年1月10日午前2時40分過ぎに、ついにその両方の噂を実現…、いや、それどころか、その2つが一つになってもなおあまり有る性能を持ち合わせたキラーデバイスを発表した。

それがこの『iPhone(アイフォン)』である。

ちょっと大げさに言えば『携帯電話機能を備えた手乗りマック(ワイド画面付き)』---いくら何でも言い過ぎか?---のような感じである。

まずは6月頃を目処に米国で販売を開始し、アジア圏は翌2008年頃の投入を目指しているという。気になる日本市場への投入については、昨年後半にSoftBankとの提携話(噂)が浮上したことや、今回のiPhoneの発売にあたりYahoo!が結構深く食い込んできている様子もあるので、もしかした『予想通りの予想外』なことが起こるかもしれない…という期待が募りますが、日本は欧米諸国やアジア各国とは異なる電波方式を採用しているので、少なくとも今回発表された規格のままなら日本で電話するのは無理…ということにも?

ただ、米国で販売を開始されてから少なくとも半年以上はアジア向けの出荷までのタイムラグがありますので、その間に製品の改良(バッテリー駆動時間の延長とか、画面の強度増とか)が行われ、美味しくなった状態で日本に上陸してくれるに違いない…、と好意的に考えて待つようにしましょうかね(笑)

今回のMWSF2007で発表された新製品はこのiPhoneとApple TV(Apple部分はリンゴロゴ)の2製品だけで、MacどころかMac OS X Lopard に関するものは一言も無かったが、iPhoneはその物足りなさを一気に払拭するとんでもないインパクトがあったのは事実である。

久しぶりに興奮した(笑)

Apple TV:開発中はiTVと呼ばれていたもの、"Apple"部分は文字ではなく林檎のロゴマーク
MacまたはWindowsマシンと家庭ワイドテレビの仲介的役目を果たす装置。Apple TVとパソコン間はワイヤレス、テレビとApple TV間はHDMIまたはコンポーネント接続(Audio信号はOptical対応)します。あとはパソコンにiTunesが入っていればOK。テレビの前でApple TVをリモコン操作するだけで、パソコンのiTunesライブラリに収まっている作品を楽しむことが出来ます。

詳細はApple TVのページをご覧下さい。なお、製品は発表と同時に販売開始(出荷は2月)となっており、日本では36,800円となっています。

iPhone
iPodと携帯が合体した…、などという次元の低い製品ではない。言うなれば既に発売されている携帯電話全てを"過去のもの"と一蹴できてしまうほどの革新性に包まれたとんでもない製品、そう言わざるを得ない。

まず、本体前面の90%近くがMulti Touch対応のタッチパネル(3.5インチワイド液晶)からなっており、操作ボタンは画面をホーム状態に戻す(現行の携帯電話で言う「切」ボタンのようなもの)[ホーム]ボタンが一つ備わっているだけ。通話やメール作成、アプリの操作等その他一切は画面上に展開される各種メニューに触れたりすることによって行う(ちなみにMulti Touchとは、銀行のATM画面のように1本指での操作しかできないものではなく、複数の指を使って"つまむ"などといった実生活の行動に近い操作性を可能にしたもの。例えば画面上で指を両方向に広げると写真が拡大、指を窄めると縮小、というイメージです)。端末の基本機能はなんとMac OS Xをベースに稼働しており、Internet閲覧時にはSafariが活躍する等、Macユーザにしてみればなじみのある画面が展開される。まさに「手乗りMac」である。

また、Yahoo!やGoogleとも提供しており、同端末を購入したものにはiPhone専用のYahoo!メールアカウントが無料提供されたり、Google Mapが動く(!)のでMapに掲載されている店をクリック…、じゃなくて"触れる”だけで電話がかけられるなどといった機能も盛り込まれている。ちなみに通話しながらメールの送信なんかも出来ちゃう、とか…。WiMAX対応なのは言うまでもない。ボディの厚さはわずか11.6mmですから、iPod shuffleより1.1mm厚いだけですね。

詳細はApple(USA) iPhoneのページをご覧下さい。英語がわからなくても、写真を見るだけでワクワくしてきます(インターフェイスを体験できる動画もおいてあります、ぜひご堪能ください!

社名が変わります
恐らく「パソコン」だけとは言えない商品群となったからでしょう。
これまでの[Apple Computer Inc.]から[Apple Inc.]へと社名が変更されました。

その他
・iTunes Storeでの楽曲累計販売数が20億曲を突破
・iTunes Storeでの動画配信に"Paramount"が参入
・iPodの業界シェアは62%、ちなみにZuneは2%
AirMac Extreme Bass Stationが802.11n対応の新デザインで登場(MWSFでは発表なし)



【資料】
MacWorld San Francisco 2007開幕--S・ジョブズがついにiPhoneを披露@CNET Japan
秘密のベールを脱いだアップルの「Apple TV」--PCとテレビの融合を目指す@CNET Japan
ついに発表--アップルの携帯端末「iPhone」とは@CNET Japan
アップルの携帯電話「iPhone」、気になる日本での展開は?@CNET Japan
iPod機能つき携帯電話発売へ 社名もアップルに変更@asahi.net
Apple(USA) iPhone@Apple Inc.(US)
Apple TV@Apple Inc.(JA)

写真記事
フォトレポート:Macworld 2007、待望の製品がついに登場!@CNET Japan
Macworld 2007 Gallery: iPhone!@wired Blogs

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