macOSのユーザ辞書(iOSと共通)はTime Machineを使用していれば勝手にバックアップされていくので万が一消失するような事があっても一瞬で復元できますし、
また、iCloudを使っていればTime Machineを使っていなくても(特殊な場合を除き)ユーザ辞書は復元可能です。
でも、Time Machineを使っていない/信用していない、iCloudを使っていない/信用できないなどの事情がある人もいるかもしれません。
そういう方はユーザ辞書を "ファイル" としてバックアップされてはどうですか?
ファイルとしてバックアップする方法
前々から知られている方法ではありますが、バックアップファイルを作成するというメニュー項目とかボタンが用意されているわけでは無いのである意味『盲点』的なやり方です。
( ˙-˙)。oO(知らなかったら永久に気が付かないやり方かもしれません、苦笑)
そんな盲点的な方法は以下のような手順で行います:
- システム環境設定を開く
- キーボードの項目を選び "ユーザ辞書" タブを選ぶ
- 左側に羅列されている登録項目のどれかひとつをクリックして選択後、キーボードの[command(⌘)]キーを押しながら[A]を押して全項目を選択
- 選択された項目をデスクトップなどにドラッグ&ドロップ
以上の操作でユーザ辞書に登録されている全内容が記録された "ユーザ辞書.plist" という名前の初期設定ファイル(plist)が作成されます。
あとはこの "ユーザ辞書.plist" をお好みの方法、例えばDropbox上などに保管しておけばいざという時に使えます。
( ˙-˙)。oO("ユーザ辞書_20220328.plist" のような日付付きのファイル名に変更しておくと便利です)
バックアップファイルの使い方
バックアップファイルを用いてユーザ辞書を復元するのもとても簡単で、バックアップファイルを所定の場所に放り込むだけです。具体的には:
- システム環境設定を開く
- キーボードの項目を選び "ユーザ辞書" タブを選ぶ
- 左側の(本来なら登録語句が羅列されている)エリアにバックアップファイル(ユーザ辞書.plist)のファイルアイコンをドラッグ&ドロップする
これだけ。
あとは(そのまま使い続けて大丈夫だと思いますが)不安でしたら復元させた後にMacを一度再起動させると良いかもしれません。