Macを起動させた時、特に何も操作していないのにアプリが勝手に起動して「あれ?」と思ったことはありませんか?
この挙動に関係があるのは以下のいずれか(あるいは両方):
- システム環境設定>ログイン項目で起動させたいアプリが設定されている
- Macの電源を切った時の状態が再現されている
ここでは後者の件について書きますが、流れの都合上前者も含めて以下に紹介します。
ログイン項目
システム環境設定>ユーザとグループを開き[ログイン項目]のタブを選択すると以下のような画面が表示されます。
上の画像の場合、Macの起動に合わせて "Dropbox" も自動的に起動させてね、という設定になっています。
( ˙-˙)。oO(1Passwordの様にここに載らないタイプのものもある)
上記の様な設定にも関わらず、例えば起動した時にメール.appやSafari.appが勝手に起動するとなると、それはログイン項目ではなく次に紹介する挙動に該当します。
再開
OS X 10.7 LionからOSの標準機能として "再開" と呼ばれる機能が実装されています。
これは、Macを終了させた時に起動していたアプリケーションと開かれていたウインドウを次に起動させた時にそっくりそのまま再現=再開させる機能のこと。
例えばPages.appとSafari.appとメール.app、そしてそれぞれにウインドウが開かれている状態でシステム終了をさせた場合、次にMacの電源を入れた時は(前述したログイン項目の設定内容とは関係なく)Pages.app、Safari.app、メール.appが起動し、かつウインドウの状態も自動的に再現される、ということです。
なので、Macの電源を入れた時にログイン項目には追加していないアプリケーションが起動する様な場合は、前回電源を切った時のMacの状態を思い出してみて下さい。
"再開" を無効化したい
この機能を無効化する方法、実はいつも目に留まっているはずなんだけど気付きにくいところが曲者です(苦笑)
システム環境設定内を血眼になって探しても見つけることはできません……だってそこには無いのですから……。
では何処にあるのかというと、Appleメニューから"再起動…"または"システム終了…"を選んだ時に表示される確認ダイアログ内にあります。
このダイアログをよく見ると「再ログイン時にウインドウを再度開く」と書かれたチェックボックスが設けられているのに気付きますが、これが "再開" の挙動を指しています。
つまり図の状態は『再開が有効』になっている状態なので、再開をOFFにしたい場合はチェックを外す必要があります。
一度OFFにしてしまえば、以降は再びチェックを入れる(有効化する)操作をしない限りフレッシュな起動環境が保持されます。
( ˙-˙)。oO(ログイン項目に設定してあるアプリは "再開" の設定に関係なく起動します)
ちなみに[control]+[eject]で表示される選択ダイアログでも同様です。