2020年6月22日の26時、つまりは23日の午前2時から開催予定のWWDC20。
何がアナウンスされるかは興味津々、人によっては戦々恐々といったところかもしれませんが、例年とは一味違う緊張感が漂っていますね。
というのも。
MacがこれまでのIntel製から自社の独自プロセッサに移行するのではないか、と噂されているから。ちなみにiPad/iPhone/iPod touch/Apple Watch/Apple TVはすでに……つまりは "Mac以外" すでに自社プロセッサを採用しているので驚天動地の大事件というほどのことではない、と思うけど、まあ(移行が事実なら)それなりに事件、笑
というわけで、月並みですがアナウンスが予想されるプロダクトを挙げてみます。
ちなみにWWDC 19では?
macOS、tvOS、watchOS、iOSのアップデートバージョンのアナウンス、iPad用にiPadOSが派生・独立のアナウンスが行われ、Mac Pro、Pro Display XDRといったハードウェアのアナウンスもありましたね。
なお、WWDCはあくまでも開発者向け、ソフトウェア中心のイベントなのでこの時のようにハードウェアがアナウンスされるのは珍しい方です。
ではWWDC 20では?
確実:iOS、iPadOS、watchOS、tvOS
例年通り、iOS、iPadOS、watchOS、tvOSは一年ごとにメジャーアップデートが行われているので、今年もこれらのアップデートに関するアナウンスがあるでしょう。
どのような内容になるかは想像もつきませんが、iOSがiPhoneOSに改称(復活)されるという噂が一部でささやかれていますね。
Apple Watchに関しては日本でも心電図機能が開放されるかもしれないという噂があるので:
もしかするとこの件について多少の言及はあるかもしれません……が可能性は低いかな?😅
確実(+アルファがある?):macOS
こちらもアップデートのアナウンスがあるのは間違いないでしょう。
ただ、冒頭でも触れたとおりもしMacの仕様を変更する計画がこの日に明かされる予定があるのだとしたら、当然ながらmacOSの仕様もこれに合わせた変更が発生する事になるので例年とは一味も二味も違う発表内容になるでしょう。
ARMベースへの切り替えが行われるとしたら、今後2〜3年程度はIntel Mac向けのmacOSとARM Mac向けのmacOSを並行提供、あるいはハイブリッド版または以前のRosettaのような環境を整備した上での提供になるでしょうけど、いずれにしても今日この瞬間に正式版をリリース、という事にはならないはず。
各種アプリケーションの移行期間といった緩衝期間がどうしても必要ですから、最短でも例年通りこの秋以降の提供開始になると思います。
仮にARMベースへの切り替えがあるとしたらBoot Campを用いたWindows起動は出来なくなると思うのでBoot Campは終了という事になると思いますが、これを補う機能がARM仕様のmacOSに組み込まれるようになるのかはちょっと気になりますね。
例えばParallelsのような仮想環境をApple自身がOS標準として用意されるとか、CrossOver for Macのようなレイヤー環境をApple自らが用意して、追加OSなしにWindows用アプリもIntel Mac用アプリもしれっと動作しちゃうなんてことが起きると面白いかも。
あと、macOSのバージョン表記が従来の "10.15.5" から "10." の部分を排して "15.5" のように変更されるのではないか、との噂もあり(採用されるなら次期バージョンから)
不明:各種ハードウェア
WWDCでハードウェアをアナウンスするのは例外みたいなものですが、仮にMacをARMベースに移行する計画が明かされるのであればMacのアップデートがアナウンスされても不思議ではありません。
ただし、やはり今日この瞬間にリリースという事にはならないので、ARMへの移行をどのMacから行うのか、どういう仕様になるのか、いつ頃リリース予定なのかといったロードマップ的なアナウンスが行われるでしょうね。
ARMベースへの切り替えに一切触れないのだとしたら、ハードウェアに関するアナウンスは全くないかもしれません。