なんか次のmacOSからはバージョンの表記がこれまでの "10.y.z" ではなくiOSやwatchOSなどと同じように "x.y(.z)" になるんじゃないか、という噂があるそうですな。
つまり例えば今のmacOSであれば "macOS 10.15.5" という具合に表記されてきたけど、今後は "macOS 15.5" みたいな記述になる、つまりは "10." の部分を省くってことですね。
"X" が役目を終え "10." も不要に
Mac用のOS名称から "X" が外れたのは2016年のmacOS 10.12 Sierraから。
旧Mac OS 9.xの後継、且つ新設計であることを印象付けるため(と思われる)に2001年に登場したOSの名称は "Mac OS" から "Mac OS X" へと改められました。
バージョン10を表す "X" でもあり、ある種の未来感を醸し出す役目もあった "X" でしたが、2016年にはもうその役目は終わったということで外されたのでしょう(知らんけど)
一方で併記されていたバージョン表記としての "10.y.z" という書き方だけはMac OSの頃からずっと継承され続けていて(というか世の中のソフトウェアの大半はこのような x.y.z という記法)現行のmacOSも "macOS Catalina 10.15.5" という書き方がされています。
ここで気になってくるのが "10." の桁の存在。
通常 "x.y.z" という3区分のバージョン表記を用いている場合、"x" の区分はメジャーアップデートごとに数字が増えるものなんだけど、Mac OS X以降はなぜか "x" のところに記されている "10" はそのままに、次位の "y" が "0, 1, 2……14, 15" と変わって来ています。
アホみたいに杓子定規な考え方をすると「じゃあMac用OSはMac OS X登場当初から今までの20年間、マイナーアップデートしかしとらんの?」なんて半ば屁理屈とも取れる疑問が湧いてくる(^_^;)
いやいや、過去にメジャーアップデートはしてるっしょ?
iOSは?watchOSは?
一方、iOS(iPadOS)やwatchOS、tvOSはどうかというと、これらは素直に "x.y.z" の "x" の部分がメジャーアップデート(年次アップデート)の都度番号が進行しています。
例えばiOSは現在 "13.y" ですがおそらくこの秋には "14.y" がリリースされるでしょう。
対してmacOSは従来通りなら "10.15.z" から "10.16.z" になるわけで、改めて考えてみるとやっぱりバージョン表記の違いにモヤモヤした印象が残ります。
うん、そう考えるとやっぱり "10." の部分は要らないよね。
ちょうどMacがARMベースに変わるという節目を迎えるかもしれないこのタイミングですから、iOSなどの他のOSとの統一を図る上でも、またユーザには「何かが変わった」という節目が意識しやすくなるという上でも良い機会じゃ無いかと思いますがいかがでしょう。
(´-`).。oO(仮に噂通りなら2〜3年はIntel&ARM用のハイブリッド設計のOSになるかもだけど)
問題は "11" とするか "16" とするか
純粋にメジャーアップデートのバージョンナンバーに従うなら "macOS 16" とすべきだろうと思うけど、なんとなくバージョンが飛びすぎているような印象も受ける。
じゃあ、これまでの "10." の存在意義を尊重するというのであれば "macOS 11" となるんだろうけど、こうなるとなんとなくバージョンが逆戻りしてるような印象も受ける。
仮にmacOS 11にしちゃうと4年後はmacOS 15でしょ……これって「5年前のmacOS 10.15とは別物なの?」とかしょうもないプチ混乱が生じることになりそうだしなぁ、苦笑
なので、来年再来年とアップデートされて番号が遷移していくことも考慮すると個人的には"macOS 16"、翌年は"macOS 17"……と進行する方が自然な気がします。
気持ち悪いけど多分この方が今までのバージョンナンバーとの連続性も理解しやすいし、アップデート規模も分かりやすいと思います。
でもなぁ……ここ数年、メジャー/マイナーアップデートって言葉自体が形骸化しているというか死語になってる気もするしなぁ……
(´-`).。oO(Firefoxなんてマイナーアップデートでも第一区分の番号が進んじゃうし……)
(´ε`;)ウーン…、わからん、笑