日本時間の2017年6月6日未明に開かれたWWDC17の基調講演において、AppleはmacOS、iOS、watchOSの次期バージョンについてアナウンスを行いました。
いずれのOSも今年の秋頃に正式版をリリースする予定とのことです。
macOS 10.13
名称は "High Sierra" だそうです(なんかピンとこないけど💦)
名称からイメージするに、Mac OS X Leopardの後のMac OS X Snow Leopard、OS X Lionに続いたOS X Mountain Lionのように前バージョンの焼き直し(ブラシュアップ版)といった印象を受けますが……
実際にはiOSで既に採用されている新しいファイルシステムである "Apple File System (APFS)" をmacOSにも採用したり、グラフィックAPIをMetal 2にアップデートするなど割と大がかりな変更が計画されている模様です。
またVRのサポートも追加されるとのことなので、対応コンテンツの発展次第では急激にMacを取り巻く環境に変化が起きる『元年』になるかもしれません。
iOS 11
これまで、macOSとiOSは似たところを持ちつつも基本姿勢としてパソコンとタブレットというキャラクタ付けが意識されたものになっていましたが、iOS 11からはいい意味でその境界が曖昧になりそうです。
画面分割マルチタスクの刷新によりドラッグ&ドロップのようなパソコンでは当たり前にできていたことがタブレットデバイスでもできるようになるなど、『パソコンの方が楽にできる』と不満に感じていたところの解消が進みそうです。
watchOS 4
Siriとの連携が強化され、Apple watchの小さな画面に繰り広げられる各種情報の展開やコントロールが随分と改善される模様。
macOSやiOSに比べればwatchOSはまだ誕生間もないレベルのOSですから未熟なところも多々あるはず……それが世代ごとにどう解消されていくのかはApple watchユーザは気になるところでしょうね。