2016年にMac用Webブラウザいくつか簡単に紹介するエントリを書いていたので、その更新版(2019年版)を書いてみます。
たかが3年されど3年、変わっていないようで変わっているもんですネ(私感も含めて)
Safari(サファリ)
【特徴】Apple純正WebブラウザなのでiOS機器との連携性も抜群
【欠点】機能拡張の充実度が低い
【寸評】特に理由がなければmacOSもiOSもSafariの一択でOK
- 操作性:★★★
- 描画速度:★★☆
- 機能拡張:★☆☆
- アップデート頻度:★★☆(OS or セキュリティアップデート時)
Firefox(ファイヤーフォックス)
🔗 Firefox をダウンロード — 無料ウェブブラウザー — Mozilla
【特徴】機能拡張(アドオン)が充実している
【欠点】Safariに比べるとiOS機器との連携性は若干弱い
【寸評】メインとしても十分に使える
- 操作性:★★★
- 描画速度:★★☆
- 機能拡張:★★★
- アップデート頻度:★★★(自動 or 手動)
Google Chrome(グーグルクローム)
【特徴】機能拡張(アドオン)の充実、Googleサービスとの連携性高し
【欠点】Safariに比べるとメモリの消費量が大きい
【寸評】Googleへの依存度が高いならSafariより向いているかも
- 操作性:★★☆
- 描画速度:★★★
- 機能拡張:★★★
- アップデート頻度:★★★(バックグラウンド処理)
Vivaldi(ヴィヴァルディ)
【特徴】Chromium系のブラウザでかなり細かなカスタマイズが可能
【欠点】iOS機器との連携性は諦めよう
【寸評】インターフェイス的に狭い画面には向いていないかも
- 操作性:★★☆
- 描画速度:★★★
- 機能拡張:★★☆(Google Chromeに準ずる)
- アップデート頻度:★★☆(起動時に通知、手動で適用)
Microsoft Edge(マイクロソフト・エッジ)
🔗 Introducing the first Microsoft Edge preview builds for macOS - Microsoft Edge Blog
【特徴】Microsoft EdgeのmacOS向けベータ版(Chromium系)
【欠点・寸評】ベータ版なのでまだ評価はしにくい
- 操作性:★☆☆(個人的にあまり好きじゃない)
- 描画速度:★★★
- 機能拡張:(未確認)
- アップデート頻度:(ベータ版なので評価できず)
Opera(オペラ)
🔗 Opera Browser | Faster, Safer, Smarter Web Browser | Opera
【特徴】良くも悪くも個性的
【欠点】欠点というと叱られるかもしれないけど中国企業傘下というのが……
【寸評】個性的=クセが強めなのでかなり好みは分かれるかも
- 操作性:★☆☆(私の肌には合いませんでした)
- 描画速度:★★☆
- 機能拡張:★★☆
- アップデート頻度:★★☆(起動時に通知、手動で適用)
Kinza(キンザ)
🔗 ウェブブラウザ:Kinza - 国産で軽い・使いやすいWeb Browser
【特徴】Chromium系の和製ブラウザ
【欠点】macOS向けリリースは放置されている感あり……
【寸評】和製であること、マウスジェスチャを好むならアリ
- 操作性:★★☆
- 描画速度:★★☆
- 機能拡張:★★☆
- アップデート頻度:★★☆(Windows)、☆☆☆(macOS)
和製ブラウザというだけでも貴重な存在な上、macOS向けを出してくれていたのでさらに貴重な存在だったので応援していましたが、上記の通りセキュリティフィクスすらされてない実質放置状態なので今後はあまり期待できないかも (´・ω・`)
Sleipnir(スレイプニル)
🔗 タブブラウザ Sleipnir 6 - Windows / Macの先端的ウェブブラウザ | フェンリル
【特徴】Chromium系の和製ブラウザ
【欠点】macOS版は匙を投げられたのかな?
【寸評】Windows版はver.6ですがMac版はver.4で止まってるので、ネ、バイバイ
- 操作性:★☆☆(私の肌には合いませんでした)
- 描画速度:★☆☆(古いし‥‥)
- 機能拡張:★☆☆
- アップデート頻度:★★☆(Windows)、☆☆☆(macOS)
こちらもKinzaと同様に貴重な存在でしたが、Kinza以上に放置されているのでメインとしてもサブとしても役目を十分に果たせるとは言い難い。
当然iOSとの連携性も含めて信頼性にも問題ありと言わざるを得ないかも。
ベストな選択は?
macOSのみの環境ならSafari、Firefox、Chrome、Vivaldi、Operaの何れにしても一長一短があるのでデザインや使い勝手、使い心地など自分の肌にあってるものを選んで良いと思います。
Windowsとの連携があるならSafari以外が選択候補になるでしょうか。
iOS機器との連携があるなら逆に "Safari一択" で割り切っても良いかもしれませんが、FirefoxやChromeもiOS機器との連携ができないわけではないので、各自の事情と照らし合わせて選択すればOKだと思います。
個人的には一時期、和製ブラウザをサブで使っていましたがKinzaもSleipnirもmacOS版は置き去りにされているので今はどちらも使用していません。
ちなみにiOS用のWebブラウザはmacOS用とは違ってどれもレンダリングエンジンにWebKitを使っているそうなので、macOSやWindowsに比べると機能の違いこそあれ性能自体は極論すると "大差ない" とも言えるようです。