Adobeは昨夏、2020年末をもってAdobe Flash Playerのプラグイン提供を終了する旨をアナウンスしましたね。
これは前Apple CEOの故Steve Jobsが脱Flash宣言をしてから7年後の出来事。
Steve Jobsを信頼していた私はその発言から間も無くAdobe Flash Playerをアンインストールして今日に至っていますが、この7年間Flashをアンインストールをしたことで「死ぬほど困った」場面に遭遇したことはただの一度もありませんでした。
それはなぜか。
ブラウザの併用
Webブラウザの大半はAdobe Flash Player(プラグイン)を別途インストールしないとFlashコンテンツを利用することができません。
それだと困るからAdobe Flash Player(プラグイン)をインストールするんだろうと思いますが、ここにはもうひとつ忘れがちな選択肢があるんですね〜。
それは……
Google Chromeを併用する
という方法。
Google Chromeだけは、Google Chromeというアプリケーション自体がAdobe Flash Playerを抱え込んでいます。
つまりAdobe Flash Player(プラグイン)をわざわざインストールしなくても、Google Chrome自体はそれを扱う機能が最初から備わっている、というわけ。
なので、普段はFlashプラグインとは離縁しているSafariなどをメインブラウザとして使い、必要な時だけGoogle Chromeを使うようにすれば良い訳です。
Google Chromeは頻繁に(バックグラウンドで)アップデートされるのでいちいちFlash Playerのアップデートを確認する手間からも解放されるので、脆弱性を放置してしまう危険性も幾分軽減できます。
ただし最近のGoogle Chromeは初期状態でFlashコンテンツをブロックする仕様に変更されているので、以前よりはFlashを使うことに対する一手間が増えてはいます。
ちなみに私の場合はISPポータルやポイントサイトなどにあるミニゲームを遊ぶ時と、Radikoを聴きたい時にGoogle Chromeを起動する、そんな使い方をしています。
切り替えるのが面倒くさい?
ブラウザを併用する場合、あらかじめFlashコンテンツのあるページに行くことが分かっていれば最初からGoogle Chromeを使えば良いのですが、たまたま行き着いたページにFlashが使われていた場合そのアドレスをGoogle Chromeにコピペして開き直さなければならない……という煩わしさがついて回ることになります。
これが地味に面倒くさいわけですがひと工夫すればOKです。
メインがSafariの場合
Safariの場合、初期状態では隠されている "開発メニュー" を使います。
開発メニューをONにして表示させ、Flashが使われているページに遭遇したら『開発>ページをこのアプリケーションで開く>Google Chrome』とすればOK。
メインがSafari以外の場合
Safariほど手軽ではありませんが、Add-on(機能拡張)を導入して然るべき手順を済ませば似たような機能を実装することはできそうです。
▶︎ Open With Google Chrome – Firefox 向けアドオン
そろそろ決別しましょう
もちろんFlashプラグインに強く依存する使い方をしている方たちはそう簡単にFlashを見限ることはできないと思います。
が、私のように「ほとんどFlashとは縁がないけど、使えないと困る場合もある」程度のレベルであれば『ブラウザ併用』を試してみる価値ありだと思います。
私がこのやり方に切り替えて良かったと思えたのは以下の2点。
- Flash Player(プラグイン)のアップデートを気にしなくて良くなった
- Flash Player(プラグイン)に起因する不具合から解放された
一言でまとめるなら『ストレスフリーになった』ということでしょうか、笑
初めのうちはそれでもブラウザの切り替え操作を面倒に感じるかもしれませんが、1〜2週間経てば『慣れ』で解決されると思います。
そろそろ考え方を変えてFlashなしのWebライフに慣らしてみては?