iPhone/iPad/macOSで利用できる通話アプリのFaceTimeに深刻な不具合が見つかったようで、MacRumorsなどが一斉に報じています。
Appleが対策を施してくれるまではユーザ各自がFaceTimeを無効化する以外に対策はないそうなので、心配な方は各自対策しておくことを推奨します。
不具合の概要
不具合が発生するに至るまでの手順は若干複雑なので割愛しますが、要するに通常であればFaceTimeの呼び出し音が鳴って着信を許可することで通話が始まるという流れなのに、着信を許可する（拒否する）操作をする以前に通話状態になってしまってる、というもののよう。
所定の手順を踏まれてしまうと、先方が応答意思を示すかどうかに関わらず、いわば強制的に接続して盗み聞きすることができるようになってしまう、ということらしい。
これは怖い……
［追記］詳細は以下で報告されているのでご覧ください
機種や手順など、何がしかの条件が整う必要があるみたいですが「私はFaceTime使わないから問題ない」と看過するのはちょっと危ういので、どうしてもFaceTimeが無いと困るような状況でなければ以下の対策を施しておいた方が良いかもしれません。
ちなみにmacOSのFaceTime宛でも問題の手順を踏むと不具合は起きるようで、この場合、着信の通知画面が出るのがiOSよりも遅い分だけmacOSの方が盗み聞きにさらされる時間は幾分長くなる可能性があるようです。
FaceTime無効化が唯一できる対策
iOS端末、Macいずれの場合も今回の問題を回避するにはFaceTimeを無効化する以外に無いそうです。
macOSの場合：
- FaceTime.appを起動
- メニューバーの "FaceTime" から "FaceTimeをオフにする" を選択
iOSの場合：
- 設定.appを起動
- 画面をスクロールし "FaceTime" の項目をタップ
- 一番上の "FaceTime" のスイッチをタップしてOFF（緑→グレー）にする
不具合の内容が内容だけに、緊急アップデートがリリースされる可能性は高いと思いますが、それがいつになるのかは分からないし、もしかすると次の通常アップデートまで放置される可能性もゼロでは無いので気をつけてください。
現時点でAppleからの公式アナウンスはありません。
