りんごが好きなのでぃす

Macを中心に、たま〜にiPhoneやiPadなどの話題も届けていたら今年で26年目を迎えてました

やっぱり僕たちが知っているAppleではなくなりつつある

 

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GIZMODOがなかなかセンセーショナルなタイトルの記事を公開していました。

www.gizmodo.jp

まあ、刺激的なタイトルについてはさておいて、その中身についてはMac歴30年近くなる私に言わせると「さもありなん」な内容。

乱暴にひと言でまとめるなら『つまらん会社になったのぉ……』的な感じ。

(´-`).。oO(これではあまりに乱暴過ぎるので詳細は記事を読んでね)

経営者が変われば会社も変わるのは当たり前といえば当たり前だけど、だからと言ってフェラーリがいきなり大衆車を作り出したらフェラーリファンは黙っているまい。

( ˙-˙)。oO(補足すると、マニア受けするモノづくりから万人ウケするモノづくりにシフトする、の意)

狂信的なAppleファンは別として、中間クラスのAppleファンにとって今のAppleはそういうイメージに近いものを感じているかもしれない(しかも大衆車なのに高いという)

さかのぼること3年前……

この頃から個人的には「おいおい……」と新生Appleの先行きにちょっとした不安を抱くようになりました。

ringosuki.hateblo.jp

実際、このあと次々と商売の軸足やデザインが "ちうごく" 寄りになっていきましたが、ここ1年くらいは少し揺り戻されているような印象も受けます。

さかのぼること2年前……

この頃はTim Cookの『大風呂敷』とも思える言動が気になり始めました。

ringosuki.hateblo.jp

素晴らしいデスクトップ型Macが控えているんだぜと意気揚々と答えたことでAppleファンらは「お?!」と期待に胸を躍らせて待っていましたが……。

結局、出てきたのはクッソ高い『iMac Pro』だけ。

まあ、2017年にアップデートされたiMacもそのロードマップには含まれていたのかもしれませんが、期待を持たせた割には……何かこう……ね?(^-^;

んでもって今年はこれ……

何かこう脱力感に襲われたというか、過去数年の不安が現実化してしまったというか。

ringosuki.hateblo.jp

で、何が起きたかといえばiPhone XS/ XS Max/ XRの販売不振ですよ。

特に(本当に全然売れていないのかは定かではありませんが)iPhone XRに至っては発売早々から販売施策が施されるありさま。

またこれより前には完全に死に体だったMacBook AirとMac miniに突然のアップデートが施されて販売戦線復帰。

そして来年早々には、これまた完全に死に体だったiPad miniがiPad mini 5として販売戦線に復帰するという噂まで……。

 

これって『ユーザのニーズに応えて』という、Appleの真摯な姿勢に映りますか?

 

(Apple的には)革新的なTouch BarをMacBook Proに積んだのに思ったほど売れない、驚異的なパワーを発揮するiMac Proを作ったのに思ったほど売れない、iPhone XもXSもXRも期待したほどの売れ方じゃない……困った……

私にはそういう状況下のAppleが窮余の一策として『名機(のブランド)復活による復権』を狙いに出たようにしか見えません。

というか、そこに頼らざるを得なくなるほど(GIZMODOの言葉を借りれば)Appleの開発陣営は "腐っている(アイディアの枯渇)" 状態に陥っているんじゃないか、と。

あるいは開発陣営の持ってるアイディアを製品に反映することができない、ある種の呼吸不全のような状態に陥っている可能性も考えられますよね。

ジョナサン・アイブも全然声も姿も見なくなっちゃったし……

Appleはモノではなくユメを売るべき

そんな綺麗事で会社運営なんかできないことは、素人の私でもなんとなくですがわかります。売れなきゃ会社は潰れるだけですから。

でもね、Appleってある意味でそれを恐れない会社だったと思うんですよ。

もちろんそれは絶対神とも言えた "Steve Jobs" という類稀なる存在があったからこそ為し得たことだとも思いますが。

だからと言って『Apple』という看板にあぐらをかいた(ように見える)製品を送り出してばっかりいたらApple製品のライトユーザだって気づきますよ、離れますよ。

だってビジョンを(頭ではなく)肌で感じられないもの、次も買いたいというワクワク感を肌感覚で刺激してくれなくなるもの。

そうなればユーザの選択肢の中には自ずと他社製品がリストされるようになりますよ。

そういう隙を与えなかったのがApple製品であって、だからこそ狂信的であったり、熱心なAppleファンが生まれたんじゃないですかね。

語弊はありますが、ある意味で『麻薬』みたいなものなのかもしれません。

Apple製品に潜んでいたそんな『麻薬成分』が失われつつある今、Appleにとって『明るくない未来』はそう遠くない時期に訪れるかもしれません。