Mac OS Xで姿を消したこれらのアイコンは、Mac OS時代を知っている人にとっては忌々しいアイコンでした。
これに比べたら今のmacOSは非常に安定性に長けていて、暇さえあればメインテナンスをしていた当時と比べればほぼほぼメインテナンスフリーな時代になりました。
macOS SierraかHigh Sierraだったか忘れましたが、最近のmacOSではさらに安定性に関わるシステムの挙動が改善され、メインテナンスフリー度がUPしています。
じゃあ、いったいどの程度のレベルでメインテナンスフリーなのか。
別に実験しようと決意して過ごして来たわけではないですが、多少なり参考になりそうな年月は経過したので報告がてら紹介してみます。
放置プレー開始は2013年
2013年初頭に以下のエントリを書きました。
ここには『必要に迫られない限り fsck を使ったメインテナンスはしないで欲しい』という趣旨の記載があったので、この機会に……:
- 月イチペースで行っていた定期メインテナンスを辞める
- OSのマイナーアップデート前後にしていたアクセス権の修復を辞める
- メインテナンスはトラブルが発生した時のみに行う
という使い方に切り替えてみました。
その後の経過
2013年〜2015年(iMac 27-inch mid 2010)
OS X 10.9 Maverics、OS X 10.10 Yosemite、OS X 10.11 El Capitanの各メジャーアップデートを適用する直前にのみ、手動でアクセス権の修復を実行。
2016年(iMac 27-inch mid 2010)
OS X 10.11 El Capitanにおいてアクセス権の検証・修復機能が廃止されたため、macOS 10.12 Sierraは手動メインテナンスをせずにいきなり適用。
2017年(iMac 5K 27-inch 2017)
2017年6月にiMacを更新するまでノーメインテナンス、iMac更新以降も手動メインテナンスせずにmacOS 10.13 High Sierraのアップデータを適用。
2018年(iMac 5K 27-inch 2017)
ノーメインテナンスのまま、9月にmacOS 10.14 Mojaveをインストール。
主な出来事
深刻な不具合
システムのクリーンインストールを余儀なくされるといった、絶望的に深刻なトラブルに見舞われたということは無かったように思います。
大きな不具合
放置プレーを始めた2013年以降で一切の操作ができなくなるフリーズが1回あり、この時は初回の再起動時にfsckを一度行いました。
その他の不具合は覚えている範囲でこの1回のみ。
2013年以降ではカーネルパニックは一度も起きていません。
小さな不具合
ユーザ辞書関連の不具合が数回ありましたが、いずれもOSのアップデータを適用した直後のことで、また、すぐに復旧できました。
他にも軽微な不具合は何度かあったと思いますがどれも一過性のものだったと思います。
まとめ
というわけで、『私の環境、使い方では』という限定付きではありますが、2015年初頭から現在に至るまでの約5年10ヶ月間、ほぼほぼノーメインテナンスにも関わらず深刻な不具合には見舞われていない、ということになります。
使い方は人それぞれですし、デスクトップ型かノート型かによっても平均的な使われ方に違いがあるかもしれないので不具合の出方も違ってくるかもしれません。
なので大きな声で……
( 」°Д°)」「ほったらかしでも大丈夫やで!」
と叫ぶことはできませんが、思っていたほど病弱な(笑)OSじゃないってことくらいはなんとなく伝わったんじゃないかと思います。
ちなみに断片化の解消(デフラグ)もかれこれ20年近くやっていませんが、不自由を感じたことは一度もありません。
( ˙-˙)。oO(ヘビーな使い方をする人だと多少の影響は出てくるのかもしれませんが……)