2017年9月13日未明、噂を違えることなくそのままの名前で登場したiPhoneは "iPhone生誕10周年記念モデル" だそうで、だからiPhone X(テン)らしい。
この記念モデルというものは今回が初めてではなく、1997年にはMacintoshの生誕20周年を記念したモデルが販売されたことがありました。
この20th Anniverary Macは台数限定で後継機も出現しなかった当代限りの文字通り記念モデルだったわけですが、ではiPhone Xも同じ運命にあるのか……。
コンセプトモデルの市販版
10周年記念モデルと謳ってはいるもののその実は……
技術的なこと、コスト的なことを考えると通常製品としてリリースするには割高になってしまうが、そこをあえて未来の先取りという意味も込めて出しちゃえばカッコ良さげだし、結構売れちゃうんじゃね?
みたいなもんじゃないかな、とか思ったりするわけです。
いわばコンセプトモデルの市販バージョンみたいな感じ。
ちょっと下衆い考えかたかもしれないけど、こういう形で売り出して量産化が進めば製造コストも圧縮されていくはずなので、2〜3年も経たないうちに平均的な価格帯で販売できるレベルまで行けそうな気がする。
実際、MacBook Airも2008年のLate 2008では64GB SSDモデルで30万円近い代物だったのに、2009年のMid 2009では倍の128GB SSDを積んでいるのに約20万円、2010年のLate 2010では約12万円にまで値段が下がっています。
(´-`).。oO(SSDだけの影響ではないかもしれないけどね)
MacBook Airは記念モデルではないし、こういう新しいモノの先行投入はMacBook Airに限ったことではないけれど、同じような作戦をiPhoneで採用してきてもなんら不思議はない。
『10周年記念モデル』というのは、ちょうどこういう試みをカムフラージュするにはうってつけだったんじゃないかな、ってのが個人的な考え。
ユーザをカモるってことではなく、いい意味で「良い機会」を利用したってことね。
iPhone Xはきっと爆売れする
同時発売されるiPhone 8が霞んでしまうような様々な専用仕様をまとっているiPhone Xはきっと多少無理をしてでも買う人が続出するでしょう。
当面は注文してもなかなか手元に届かない時期が続くかと思うけど、よほどのことがない限り人気が失速するってことは無さそうな気がします。
そして、多分ですが、来年の今頃にはiPhone X(2018)が……いわば5s、6s的な扱いでマイナーアップデートされ、もう一年販売が続きそうな気がします。
そうしているうちに製造コストは熟れて行き、iPhone Xが特別なものではなくなる時がやってきます。
そしてついに……
"ナンバリング" の廃止
だって、来年(2018年)には多分iPhone 9が登場して、翌年(2019年)にはiPhone 10が……ということになるんだろうけど、これだとiPhone Xと(字面こそ違えど)ネームングが被ってしって都合が悪いでしょ?
(´-`).。oO(尤もこの頃もiPhone Xを売っているかどうかはわからないけど)
ならば、この機会にiPhone 10ではなく『iPhone』にすべきだと思うんです。
サヨナラ、ホームボタンありモデル (*´Д`)ノ ))
そして『iPhone』に改められる時が、ホームボタンありのiPhoneが最前線から消滅するとき、と。
1〜2年の期間を経たiPhone X系の製造コストが落ち着いた頃だろうからネ。
と同時に、前モデルと化したiPhone 8やiPhone 9は(もしかしたらプチ変更を加えた上で)iPhone SEに名を変え1〜2年の継続販売されるのではないでしょうか。
というか、そうして欲しい!
- iMac 5K(2017)
- iPad Pro(2nd generation)
- iPhone 8
- iPhone X
いずれも2017年の製品なのに、それを見分けるための呼称(モデル表記)に一貫性が全くなくバラバラ……。
統一する必要はもしかしたら無いのかもしれないけど、統一してくれた方が解りやすいはずと思うのは私だけでしょうか?
iPhoneに限って言えば現行モデルをiPhoneとし、値下げして並行販売される前モデルをiPhone SEとして統一してくれた方が分かりやすい気がします。
その上でMacのように年次を添えるようにすれば、誰でも比較的簡単に、少なくとも現状よりは名前によるモデルの識別が直感的になるような気がします。
「型落ちして安くなったiPhone 7買ったった!」
って言うよりも
「iPhone SE 2017バージョン買ったった!」
の方が(見栄的な意味で)格好良さそうだし、笑