ある特定の操作においてQuickTime Playerで動画を開けない(QuickTime Playerがクラッシュする)ことがあるようです。
ちょっと条件的には特殊かもしれませんが一応紹介しておきます。
前提条件
当方の環境で主に使用している動画ファイル形式は3つで、それぞれのデフォルトアプリケーションは以下のように設定されています
- MP4形式:VLC
- M4V形式:VLC
- MOV形式:QuickTime Player
デフォルトアプリケーションは任意の動画ファイルを選択し、Finderのファイルメニューから "情報を見る(command+i)" を選択することで確認できます。
VLC:Official download of VLC media player, the best Open Source player - VideoLAN
クラッシュする例
上記条件のもと、次のような操作をするとQuickTime Playerがクラッシュします(当方の環境の場合)
- 任意のMP4またはM4Vファイルを右クリックする
- 表示されたコンテキストメニューの "このアプリケーションで開く" から "QuickTime Player" を選択:前述の条件通りならVLCがデフォルトに設定されているはず
動画ファイルのディレクトリは関係ないようで、Mac内だろうが外付けHDD内だろうが上記手順で開こうとするとクラッシュします。
また、どうやら直ったと思っていたのですが直っていなかったようで……
QuickTime Playerがデフォルトアプリケーションに設定されていると、上の過去記事にある例も含めて何らかのトラブルがお見舞いされてしまうようです。
考えうる最善策
以下の条件を整えておくとトラブルに遭遇しにくくなると思います。
- MP4、M4VのデフォルトアプアリケーションをQuickTime Player以外に設定しておく
- MP4、M4VをQuickTime Playerで開きたいときは以下の方法のいずれかを使う
- QuickTime Player起動直後のファイル選択メニューからMP4、M4Vを選択する
- QuickTime Player起動後、DockまたはFinder上のQuickTime PlayerアイコンにMP4、M4Vファイルをドロップ
要するに、ファイルをダブルクリックして開く操作のように『QuickTime Playerを手動で起動する』というプロセスを省略してしまうとトラブルが起きてしまうので、それを避ければOKということですね、面倒ですが。
Appleには再報告しておきます
関連する不具合の再発だと思われるので、改めて本件についてAppleに不具合の報告をしておきます。