1月5日って "Power Macintosh G3" が初お目見えした日なんだそうで、1999年1月5日から開催されたMacWorld Expo*1での出来ことですって、懐かしいですね。
Power Macintosh G3ブランドは前々年の1997年11月に登場しているので、1999年1月5日に登場したこのモデルは "Power Macintosh G3" に "Blue and White" というサブネームを与えて区別していました*2。
サブネームからも分かる通り、このモデルの最大の売りはそのデザイン性。
それまでベージュ色しかなかったパソコンの世界にデザイン性の高さやボディカラーといった概念を持ち込んだのは前年にリリースされている初代iMac。
このデザインエッセンスが、Power Macintosh G3 (Blue and White) にもしっかりと反映されているのが解ります。
また、半透明筐体のサイドパネルから透けて見える『G3』が実に誇らしげで、AppleがいかにMotorola社製のPowerPC 750(G3)に自信を持っていたかが伺えます*3。
いや〜、それにしても美しい……(*´﹃`*)
そう思いませんか?
初代iMacやPower Macintosh G3 B&Wからは遊び心というか、親しみやすさというか、優しさみたいなものが滲み出ていますよね。
それに比べると今のMac(に限らず他のApple製品にも概ね言えるけど)はカッコイイかもしれないけど、誤解を恐れずに言えば『カッコイイ、ただそれだけ』じゃないでしょうか。
カッコイイかもしれない、けど……面白みがない、とかね。
その証拠に例えば初代iMacなんかはその形状から "おむすび" なんてあだ名が付けられていたし、大幅にデザインが変更された次のiMacは "大福" とか "フラワーロック" などとも呼ばれて親しまれていました。
その次のiMacは "餅" とか "はんぺん" といったちょっとアレなあだ名が流行りかけたことがありましたが、これは先代(大福)に比べたら圧倒的にダサかったから、笑
いま思えば、この頃からMacにあだ名をつけるといった風潮がなくなった気がしますから、デザインの親しみやすさが薄れ始めた頃にリンクしてるのかな、と思ったり。
ちなみに、Power Macintosh G3 B&Wにももちろんあだ名がありました。
それは……
( 」・Д・)」 ポリタン
なんのことだかわからない?
これです、これ、笑
ポリウレタン製のタンクでポリタン。
灯油の持ち運びや備蓄用として見たことがある人も多いのでは?
まあ、あだ名の響き的には若干Power Macintoshを揶揄しているように聞こえなくもないですが、親しみを込めたあだ名だったと信じることにしましょう (^◇^;)
こういう可愛げのあるデザインのMacにはもう会えないのかなぁ……
ティムもアイヴも可愛げのあるデザインなんか求めてないよね ( -᷄◞ω◟-᷅ )