OS X 10.11 El Capitan(エルキャピタン)の正式版が9月30日(日本時間では10月1日)にリリースされることが公式で発表されました。
▶︎ Apple (日本) - Apple Press Info - OS X El Capitan、無料アップデートとして明日提供開始
OS X 10.11 El CapitanはMac App Storeから無料で配布される形になり、動作環境はOS X 10.10 Yosemiteと同じに設定されているので、現時点でYosemiteが支障なく動作しているMacであればEl Capitanも問題なく動作します。
準備は怠らないこと
メジャーアップデートを適用する際は…‥
- 各種データのバックアップ
- 一通りのメインテナンスの実行
を予め済ませておくようにすると、アップデート後の不具合発生を多少なり軽減することができます。
各種データのバックアップ
Time Machineを使用している方はアップデート適用直前の最新環境をバックアップしておくようにしましょう。
Time Machineを使用していない場合はMac上に保存してあるファイルを漏らさず別のデバイスに複製しておくこと。
外付けHDDなどがない場合はDropboxなどのオンラインストレージを利用する手もありますが、保存容量に限りがあるのと容量次第では相当な通信時間がかかるので注意。
一通りのメインテナンスの実行
El Capitanを上書きインストールする場合は、予めディスクユーティリティ.appなどを使い、ディスクの検証/修復並びに、アクセス権の検証/修復を行っておいたほうが無難です(OS X 10.11 El Capitanにしてからはディスクユーティリティ.appによるアクセス権の検証/修復はできなくなります)
念には念をということであれば……
- リカバリーモードでMacを起動してアクセス権の修復などを実行
- セーフモードでMacを起動させ、起動が完了したらMacを再起動
の両方を行っておくと良いかもしれません。
なお、シングルユーザモードによる fsck -fy の実行はよほど知識に長けていない限り行わないようにしましょう。
できればiOSデバイスもiOS 9に
iOSとの連携性が高められているところも少なくないので、El Capitanにアップデートを行う場合はiOSデバイスも最新のiOS 9(執筆時点ではiOS 9.0.1)にアップデートを済ませておくことをお勧めします。