やらないよりはやっておいた方が良い定期的なメインテナンス
今日は月初(一日)なので、定期メインテナンスを行いました。
image from telas.jp
ことあるごとにディスクユーティリティによるメインテナンスは行っていますが、どうせならと思い今回はリカバリーモード下で実行。
作業手順(フルコンボ)
以下の手順の所要時間はドライブの種類(HDD、SSD、Fusion)やその容量によって異なりますが、私の場合(HDD: 1TB/7,200 rpm)で約 15〜20 分程度でした。
ここまで時間を割けない方は後述の項をご参照下さい。
[追記]OS X 10.11 El Capitan 以降のバージョンではディスクユーティリティ.appによるアクセス権の検証/修復機能が廃止されているため手順8〜9は不要です
- Mac の電源を入れて起動音が鳴ったら[command]と[R]を押下
[追記]リカバリーモードは OS X 10.7 Lion 以降で機能します。10.7 未満ではリカバリーモードの代わりに OS インストール DVD から起動してディスクユーティリティを使います。 - しばらくするとログイン画面……と同じ背景画像とともに冒頭の画面が出現
→ (5) までマウスは初期状態で動作するので軌跡は普段より遅く感じる方も居るかもしれません - ディスクユーティリティを選択して[続ける]をクリック
- 起動ディスクに対して[ディスクの検証(or 修復)]を実行
- ディスクユーティリティを終了して Mac を再起動
- 再起動での起動音が鳴ったら[shift]を押下:セーフモードでの起動
→ コマンドが正しく通れば灰色のリンゴ画面の下にプログレスバーが現れる
- (ログイン画面が表示されたらそのままログインして)Finder 画面が現れたら Mac を再起動
→ この再起動は普段と同じプロセスで進みます - Finder 画面が現れたらディスクユーティリティを起動
- 起動ディスクに対して[アクセス権の検証(or 修復)]を実行
ちょっと時間がない方
フルコンボで一番時間がかかるのがセーフモード中の作業なので……
手順1→2→3→4→5→6→7→8→9
……のように手順6と7を飛ばしてメンテすると良いと思います。
[追記]OS X 10.11 El Capitan 以降のバージョンではディスクユーティリティ.appによるアクセス権の検証/修復機能が廃止されているため手順5まででOKです(8→9は不要)
全く時間がない方
とにかく時間のない方は手順9のみを行うと良いでしょう。とはいえ、これもそれなりに時間は食います。個々の環境で異なりますが 10 分前後は覚悟して下さい。
[追記]OS X 10.11 El Capitan 以降のバージョンではディスクユーティリティ.appによるアクセス権の検証/修復機能が廃止されているため手順9に該当する作業はできません。Appleの説明ではアクセス権の修復は適宜自動で行われるようになったとのことですが、不安な方はOnyXなどの社外アプリにてアクセス権の検証/修復を行うと良いでしょう。ただし正規には廃止されている機能なので社外製アプリを使った場合予期せぬ不具合が起きる可能性がゼロではないことを留意してください。
できれば普段から気をつけてあげて
久しくソフトウェア・アップデートを実行していない場合は、この機に乗じて先に上記手順を済ませてからソフトウェア・アップデートをかけた方が良いと思います。その方がアップデート後にトラブルが起きる確率を下げられるでしょう。アップデート実行後は、念のため再度アクセス権の修復だけはやっておきます。
ここでは OS X 標準の機能を使ってメインテナンスを行っていますが、OnyX など他のメインテナンスアプリケーションを持っている場合はそれを使っても構いません。
普通に使っていればそう簡単に具合が悪くなるような軟弱な OS ではありませんから、定期メインテナンスをしなければならないということはありませんが、トラブルを未然に防ぐためには(ある程度)マメにメインテナンスをしておいた方が望ましいですね♪