悲願達成 ・゚゚・(´Д⊂ヽ やっと濁点・半濁点が分離されずに表示できるようになった
ざまざまな動画形式に対応しながらフリーウェアという素敵なアプリ VLC ですが、いつのバージョンからか画面に表示される日本語スーパーの濁点、半濁点が分離されて表示されるようになってしまいました。
再生ファイルの名称が表示されている例、濁点・半濁点が分離している
以前のエントリーではフォントを Osaka に指定することで見た目の悪さが誤摩化せることを紹介しましたが、今回は誤摩化しではなく『マジ解決』です (`・ω・´+) キリッ
"詳細設定" の中に解決法が隠れていた
VLC の環境設定は基本的な設定項目だけが現れるようになっていますが、設定ウインドウの左下にある[すべてを表示]ボタンをクリックすると、私を含めたフツーのユーザには何が何だかさっぱり分からない多数の設定項目が現れます σ(^_^;)
(。´▽`) なんですっかこ〜れは な〜んですっかこ〜れは♪("なんですか これは" - 米米クラブ)
設定項目と変更方法
まずは VLC を起動したら環境設定ウインドウを呼び出し、左下にある[すべてを表示]ボタンをクリックして詳細設定ウインドウに切り替えます。
左側に表示されているリストから "ビデオ" の項目をクリックし、展開されたサブの項目から "字幕/OSD" を選択します。この時のウインドウ表示が下図。
ここに "テキストレンダリングモジュール" という項目があるので、これを【デフォルト】から【コアテキストフォントレンダラー】に変更します。テキストのレンダリングを OS X のシステムに任せる、ということだと思います、たぶん (^_^;A
ついでなので微調整
上記変更で件の問題は解決するのですが、そのままではたぶん字幕のフォントが細くて読み難いと感じるかもしれませんので、ついでに以下の表示フォントも変更しておきます。
ここでは "ヒラギノ 角ゴ ProN W6" を設定するものとします。OS X 標準の日本語フォントで一番見やすくて太い文字という理由からです。
設定にはフォントの PostScript 名を使います。ヒラギノ 角ゴ ProN W6 の場合は "HiraKakuProN-W6" ですね。もし他のフォントを使う場合は、OS X のフォント.app から PostScript 名を調べることが出来ます。
フォントを選んで情報を表示させると PostScript 名を確認できる
これを "ビデオ > 字幕/OSD > Mac用のテキストレンダラー" のページにあるフォントの欄に記入します。
PostScript 名をコピペするのが手っ取り早いよ♪
最後に右下の【保存】をクリックしたらおしまい♪ 再生してみると、ほらこの通り\(⌒▽⌒)/
背景色の関係で少々醜いけど、完璧♪
ちなみに前回紹介した誤摩化しによる表示はこんな感じでした。
半濁点を見れば今回の設定を行った方が適切な位置に表示されているのが分かります。
必要があればさらに細かな微調整を
上図でもお気づきの通り、今回の変更だけだと背景色によっては字幕が溶け込んでしまってさらに読み難くなったと感じられる方もいるかもしれません。
そのような場合は、他に関係のありそうな項目をいろいろ変更して試してみると良いでしょう。もし、色々変更しすぎてワケが判らなくなったとしても、最終的に設定ウインドウほぼ中央にある[すべてリセット]ボタンを押せば設定をご破算にできるので大丈夫です(リセット後は改めて設定しなおしましょう)