Finder が暴走して CPU がほぼフルアップしてしまう事が稀にあるらしい
OS X 10.7 Lion や OS X 10.8 Mountain Lion から OS X 10.9 Mavericks にアップグレードした環境に限り、OS X 10.9 Mavericks の Finder の動きが非常に緩慢になる不具合が起きる場合があるようです。
この不具合は Finder の初期設定ファイルに某かの不具合が起きてしまったのが原因のようなので、以下の手順で当該ファイルを削除して問題の解決を試みます。
- option を押しながら Finder の "移動" メニューを開き "ライブラリ" を選択
- Preferences フォルダを開き、com.apple.finder.plist と題されているファイルをゴミ箱へ捨てる
- Mac を再起動
※ Finder を再起動させるのが目的なので理屈が解っている方は別の手段でも OK です - ゴミ箱の com.apple.finder.plist は破棄してOK(症状が再発するようなら別の原因)
【重要】一般的にplist(初期設定ファイル)を用いた不具合対処では場合によって一度 Preferences フォルダから出した plist ファイルを元の場所に戻すケースもありますが、Finder については新たな不具合を招くことが稀にあるらしいので Preference フォルダから出した com.apple.finder.plist は戻さずに破棄して下さい
Finder の初期設定ファイルを削除していますので、Finder の設定(Finder の環境設定にある設定項目)は初期状態に戻っています。若干面倒かもしれませんが、改めて Finder の環境設定をやり直して下さい。
なお、今回挙げたのとは異なる要素が原因で一時的に Finder が重たくなっている……という場合もあります。Finder が重たいと感じた時はアクティビティモニタ.app(ユーティリティフォルダ内)にて本当に Finder が暴走しているのかを必ず確認して下さい。
ここの数字が 200% 近い値を頻繁に示すようなら暴走中
"Finder" を見つけにくければウインドウ右上の検索欄に "Finder" と入力すれば直ぐ見つかります。
冒頭にも示した通り、この不具合は OS X 10.9 Mavericks をクリーンインストールした場合には発生していないようです。