次期Apple TVはiPhone OSをベースとしたものに生まれ変わる?
本家Engadgetが複数の情報筋から得た情報によると、次期Apple TVは仕様を大幅に変更してくる模様(WWDCでの発表の可能性は低いとされている)。現行Apple TVが、MacやiPhone、iPadを含むiPodファミリーの性能の高さや、クラウドコンピューティングへ向けた著しい環境の変化に付いて行けていない事を考えると(実際売れ行きも芳しくないようですし)梃入れが考えられるのはある意味必然かもしれません。
情報によれば、価格は現行の$229から$99への大幅プライスダウン。これに際し、現在は本体に組み込まれているストレージ(160GB HDD)を廃止して16GBフラッシュメモリを搭載。ストリーミング再生を主として必要であればTime Capsuleを外部ストレージとして利用出来るとされています。ただしポート類は電源とHDMI出力のみらしいので、USBやFirewireによる外付けHDDは利用出来ないかもしれません。
性能面ではA4プロセッサを採用するなど、基本的な部分については28日に発売されたiPadや次期iPhone(?)に準ずるものと見られており「画面の無いiPhone」といった表現が使われています。メディアの再生は1080p HDに対応とも。
iPhone OSベースならばiPhone/iPod touch/iPad用のアプリケーションが使えそうですが『タッチスクリーンが無い』のでそのまま利用する事はまず不可能。とはいえ、例えばApp StoreでApple TV用のアプリケーションが販売されるようになる可能性はあるかもしれません。
とはいえ、日本の閉鎖的市場を前にしては…ねぇ…。いくらAppleが頑張ってくれても既得権益死守に奔走する勢力が強すぎるので、日本で米国並みのApple TVライフを堪能するのは非常に難しそうです。