りんごが好きなのでぃす

Macを中心に、たま〜にiPhoneやiPadなどの話題も届けていたら今年で26年目を迎えてました

Adobe CS5のPackager for iPhoneはライセンスに抵触?

 

CS5のiPhoneアプリ書き出し機能はアプリ開発者向けの規約に違反するかも…

iPhone/iPod touchではFlashを扱えない、だったらそれらをiPhone/iPod touch用のアプリケーション形式 (以下、Apps) にコンバートしちゃえば良いんじゃない?……的な発想から生まれた(かどうかは知らないけど)機能がAdobe CS5に組み込まれる予定の「Packager for iPhone」という機能。

Flashアプリ作成者にとってはApps用にプログラムを書き直すという手間が省けるし、Apps用の開発環境をわざわざ整えなければならないWindowsオンリーなプログラマにしてみれば魅力を感じるものかと思いますが、考え方によってはAppleが「NO!」という判断を下す可能性もあるようですよ。

変な話、Appleのプラットホーム上で動く物はある程度Appleの美学に則った物であって欲しいと思うんです。Windows上で開発すれば、どうしてもデザインはWindowsっぽくなりがちです。Macでは角丸が基本のボタンデザインでも、Windowsベースなら指が切れそうな角を持つボタンデザインになりかねない。それがiPhone上などで動いて果たして美しく見えるかどうか…。

操作性にしても同様です。MacにはMacなりの操作の流儀というものがあります。結果的にこれが『Macらしさ』を醸し出しているわけですが、間口が広がればこの流儀に準じていない、いわばWindows文化が直接流入して来ることになってしまい、良い意味でのAppleガラパゴスが崩壊してしまいかねません。

開発する側から見れば選択肢が多い方が助かるのでしょうけど、このように品質の確保、あるいはセキュリティの事などを考えると間口が広がるというのは色んな意味で危険性が増すことにも繋がるように思えます。